特許
J-GLOBAL ID:200903018736616140

自動車用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-079133
公開番号(公開出願番号):特開平9-267620
出願日: 1996年04月01日
公開日(公表日): 1997年10月14日
要約:
【要約】【課題】 前席側の冷風バイパス機能と後席側の冷風吹出機能とを設定する自動車用空調装置において、冷風取入口部位のスペースの低減と空気通路構成の簡素化を図る。【解決手段】 後席側の冷風吹出機能が主に夏季に使用され、前席側の冷風バイパス機能は、主に冬季に乗員顔部のほてり感解消のために使用される点に着目し、後席用の冷風吹出機能と前席側の冷風バイパス機能のための冷風取入口を1つの冷風取入口20で共通化する。このために、蒸発器4下流側直後に開口した冷風取入口20から取り入れた冷風を前席用冷風バイパス通路22を通して前席用フェイス吹出口18に直接導入するとともに、冷風取入口20からの冷風を後席用冷風吹出通路23を経て後席用フェイス吹出口25にも導入可能とする。
請求項(抜粋):
空気流路を形成するケース(2)と、このケース(2)内に設けられ、送風空気を冷却する冷房用熱交換器(4)と、この冷房用熱交換器(4)の下流側に設けられ、送風空気を所定温度まで再加熱する暖房用熱交換器(5)と、この暖房用熱交換器(5)を通過した送風空気を前席側の上方へ吹き出す前席用フェイス吹出口(18)と、前記暖房用熱交換器(5)を通過した送風空気が導入され、この送風空気を前席側の足元へ吹き出す前席用フット吹出口(13b)と、送風空気を後席側の上方へ吹き出す後席用フェイス吹出口(25)と、前記冷房用熱交換器(4)の下流側直後の部位に開口され、前記冷房用熱交換器(4)で冷却された冷風を取り入れる冷風取入口(20)と、この冷風取入口(20)から取り入れられた冷風を、前記暖房用熱交換器(5)をバイパスして、前記前席用フェイス吹出口(18)に直接導入する前席用冷風バイパス通路(22)と、前記冷風取入口(20)の下流側において、前記前席用冷風バイパス通路(22)と分岐して設けられ、前記冷風取入口(20)から取り入れられた冷風を前記後席用フェイス吹出口(25)に導入する後席用冷風吹出通路(23)と、前記前席用冷風バイパス通路(22)および前記後席用冷風吹出通路(23)への空気流れを調整する流れ調整手段(24、25a)とを備えることを特徴とする自動車用空調装置。

前のページに戻る