特許
J-GLOBAL ID:200903018743215682
一酸化窒素産生阻害剤
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大家 邦久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-183227
公開番号(公開出願番号):特開平10-087492
出願日: 1997年06月25日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
(57)【構成】 一般式(Ia)、(Ib)および(Ic)【化1】(式中の記号は、明細書に記載の意味を表わす。)で示される化合物、それらの非毒性塩、それらの酸付加物塩およびそれらの水和物から選ばれる1種またはそれ以上の物質を有効成分として含有する一酸化窒素産生阻害剤。【効果】 一般式(Ia)、(Ib)および(Ic)の化合物とそれらの塩は、一酸化窒素産生阻害作用を有しており、ショック、低血圧、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、虚血性脳障害、腫瘍、インスリン依存性糖尿病等の治療および/または予防に有用である。
請求項(抜粋):
一般式(Ia)【化1】[式中、R1aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、Yaは単結合またはC1〜6アルキレン基を表わし、Aaは、(i)-CyAa-(R2a)la基、(ii)-O-R0aまたは-S(O)pa-R0a基、または(iii)-NR16aR17a基を表わす。(基中、R0aは水素原子、C1〜4アルキル、ヒドロキシ-C1〜4アルキルまたは-CyAa-(R2a)la基を表わし、R16aおよびR17aは独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、paは0、または1または2の整数を表わし、CyAaは、(1)3〜7員単環の飽和または不飽和の炭素環基、(2)窒素原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(3)窒素原子1個および酸素原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(4)窒素原子1個および酸素原子2個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(5)窒素原子2個および酸素原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(6)イオウ原子1個または2個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、または(7)酸素原子1個または2個を含有する4〜7員単環の不飽和、部分飽和または飽和のヘテロ環基を表わし、R2aは、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、(3)C1〜4アルコキシ基、(4)-COOR5a基(基中、R5aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)、(5)-NR6aR7a基(基中、R6aおよびR7aは独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)、(6)-SO2NR6aR7a基(基中、R6aおよびR7aは前記と同じ意味を表わす。)、(7)ハロゲン原子、(8)トリフルオロメチル基、(9)ニトロ基、または(10)トリフルオロメトキシ基を表わし、Zaは、単結合、メチレン、エチレン、ビニレンまたはエチニレン基を表わし、CyBaは、(1)窒素原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(2)窒素原子2個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(3)窒素原子3個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(4)酸素原子1個または2個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、または(5)イオウ原子1個または2個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基を表わし、R3aは、水素原子、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチル基を表わし、R4aは、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、(3)C1〜4アルコキシ基、(4)-COOR8a基(基中、R8aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)、(5)-NR9aR10a基(基中、R9aは水素原子、C1〜4アルキルまたはフェニル(C1〜4)アルキル基を表わし、R10aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)、(6)-NHCOR11a基(基中、R11aはC1〜4アルキル基を表わす。)、(7)-NHSO2R11a基(基中、R11aは前記と同じ意味を表わす。)、(8)-SO2NR9aR10a基(基中、R9aおよびR10aは前記と同じ意味を表わす。)、(9)-OCOR11a基(基中、R11aは前記と同じ意味を表わす。)、(10)ハロゲン原子、(11)トリフルオロメチル基、(12)ヒドロキシ基、(13)ニトロ基、(14)シアノ基、(15)-SO2N=CHNR12aR13a基(基中、R12aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、R13aはC1〜4アルキル基を表わす。)、(16)-CONR14aR15a基(基中、R14aは水素原子、C1〜4アルキル基またはフェニル(C1〜4)アルキル基を表わし、R15aはC1〜4アルキル基を表わす。)、(17)C1〜4アルキルチオ基、(18)C1〜4アルキルスルフィニル基、(19)C1〜4アルキルスルホニル基、(20)エチニル基、(21)ヒドロキシメチル基、(22)トリ(C1〜4アルキル)シリルエチニル基、または(23)アセチル基を表わし、la、ma、およびnaは独立して1または2を表わす。ただし、(1)Yaが単結合のときは、-CyAa-(R2a)la基はシクロペンチルまたはトリフルオロフェニル基を表わさず、(2)Zaがビニレンまたはエチニレン基のときは、CyBaはZaに対して窒素原子を介して結合せず、(3)CyAaが(7)酸素原子1個または2個を含有する4〜7員単環の不飽和、部分飽和または飽和のヘテロ環基であるときには、CyBaはピリジン環またはチオフェン環基ではなく、(4)Aaが(ii)-O-R0aまたは-S(O)pa-R0a、または(iii)-NR16aR17a基であるときにはYaは単結合ではない。)]で示される4-アミノキナゾリン誘導体、それらの非毒性塩、酸付加物塩または水和物、一般式(Ib)【化2】[式中、Abは単結合、C1〜4アルキレンまたはC1〜4オキシアルキレン基を表わし、Ybは単結合、C1〜4アルキレン、C1〜4アルキレンオキシ、C1〜4アルコキシフェニレンまたはフェニル(C1〜4)アルキレン基を表わし、Zbは単結合またはビニレン基を表わし、R1bは窒素原子1個または2個を含有する4〜15員のヘテロ環基を表わし、R2bは、(i)窒素原子1個または2個、酸素原子1個または2個、または硫黄原子1個を含有する4〜15員のヘテロ環基、(ii)C4〜15炭素環基、(iii)C1〜4アルコキシ基、(iv)ヒドロキシ(C1〜4)アルコキシ基、または(v)ヒドロキシ基を表わし、R3bは、(i)窒素原子1個または2個、酸素原子1個、硫黄原子1個、または窒素原子1個と硫黄原子1個を含有する4〜15員のヘテロ環基、(ii)C4〜15炭素環基、(iii)式CH2=CXb-(式中、Xbは水素原子またはハロゲン原子を表わす。)で示される基、または(iv)水素原子を表わし、lbは、1または2を表わし、R1bが表わすヘテロ環基は、1個または2個のC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルまたはニトロ基で置換されていてもよく、R2bが表わすヘテロ環基は、1個または2個のC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ基または式-COOR10b(式中、R10bは、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)で示される基で置換されていてもよく、R3bが表わす環状の基は、1個または2個のC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、エチニル基または式-SONR7bR8b(式中、R7bおよびR8bは、それぞれ水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)で示される基で置換されていてもよく、Ybが単結合である場合には、R2bはヒドロキシ基を表わさず、Zbがビニレン基である場合には、R1bは窒素原子を介して結合しているものとする。]で示される4-アミノピリミジン誘導体、それらの非毒性塩、酸付加物塩または水和物、および一般式(Ic)【化3】[式中、【化4】から任意に選ばれる窒素含有ヘテロ環を表わし、ncは0、または1または2の整数を表わし、Ycは単結合またはC1〜6アルキレン基を表わし、Zcは単結合、C1〜2アルキレン基またはビニレン基を表わし、Ecは、(i)ヘテロ原子として1または2個の窒素原子、1または2個の酸素原子、または1個の硫黄原子を含有する4〜15員単環または二環の不飽和、部分飽和または完全飽和のヘテロ環基、(ii)4〜15員単環または二環の不飽和または部分飽和の炭素環基、または(iii)-OR4c基(基中、R4cは水素原子、C1〜4アルキル基または水酸基が1個置換したC1〜4アルキル基を表わす。)を表わし、Cyccはヘテロ原子として1または2個の窒素原子を含有する5〜7員単環の不飽和、部分飽和または完全飽和のヘテロ環基または5〜7員単環の不飽和または部分飽和の炭素環基を表わし、R1cは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、R2cは水素原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基またはハロゲン原子を表わし、R3cは水素原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基または-COOR5c基(基中、R5cは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)を表わす。ただし、(1)Zcがビニレン基のときは、Cycc環はZcに対してCycc環中の窒素原子を介して結合せず、(2)Ecが-OR4c基であるときはYcは単結合ではない。)]で示されるヘテロ環化合物、それらの非毒性塩、酸付加物塩および水和物から選ばれる1種またはそれ以上の物質を有効成分として含有する一酸化窒素産生阻害剤。
IPC (23件):
A61K 31/505 AAM
, A61K 31/505 ABG
, A61K 31/505 ABN
, A61K 31/505 ABV
, A61K 31/505 ACJ
, A61K 31/505 ACL
, A61K 31/505 ADP
, A61K 31/505 ADU
, A61K 31/505 AED
, C07D239/94
, C07D475/04
, C07D475/08
, C07D487/04 145
, C07D495/04 105
, C07D495/04 111
, C07D403/04 233
, C07D409/14 233
, C07D403/04
, C07D233:61
, C07D239:94
, C07D239:42
, C07D409/14
, C07D333:10
FI (17件):
A61K 31/505 AAM
, A61K 31/505 ABG
, A61K 31/505 ABN
, A61K 31/505 ABV
, A61K 31/505 ACJ
, A61K 31/505 ACL
, A61K 31/505 ADP
, A61K 31/505 ADU
, A61K 31/505 AED
, C07D239/94
, C07D475/04
, C07D475/08
, C07D487/04 145
, C07D495/04 105 Z
, C07D495/04 111
, C07D403/04 233
, C07D409/14 233
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