特許
J-GLOBAL ID:200903018761159579

Tenebrio不凍タンパク質

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-505174
公開番号(公開出願番号):特表2002-507889
出願日: 1998年06月25日
公開日(公表日): 2002年03月12日
要約:
【要約】魚類不凍タンパク質の100倍までの比活性を有する熱履歴(不凍)タンパク質(THP)が、ゴミムシダマシ甲虫であるTenebrio molitorから単離および精製されている。cDNAクローニングおよび細菌中でのタンパク質の生成をもたらすタンパク質の内部配列決定により、8.4〜10.7kDa THPの正体および活性が確認された。これらは、主に、sys-thr-xaa-ser-xaa-xaa-cys-xaa-xaa-ala-xaa-thrという12アミノ酸の反復から構成される、ThrおよびCysがリッチなタンパク質である。55マイクログラム/mLの濃度では、THPは、凝固点を融点より1.6°C下に低下させ、そして約1mg/mL-の濃度では、THPまたはその改変体は、Tenebrio幼虫に見出される5.5°Cの熱履歴を説明し得る。THPは、吸着阻害機構により機能し、そして曲がったプリズム面を有する卵形の氷晶を生じる。
請求項(抜粋):
不凍タンパク質をコードする単離された核酸であって、該タンパク質は以下: (1)7〜13kDaの計算分子量を有する; (2)約1mg/mLで約1.5°Cよりも大きな熱履歴活性を有する;および (3)(a)YL-1、YL-2、YL-3、またはYL-4からなる群より選択される不凍タンパク質に対して惹起された抗体に特異的に結合する;または (b)YL-1、YL-2、YL-3、またはYL-4からなる群より選択される不凍タンパク質に対して少なくとも60%のアミノ酸配列同一性を有する;または (c)配列番号1のコンセンサス配列の少なくとも1つの反復単位を含むアミノ酸配列を有すると規定される、単離された核酸。
IPC (11件):
C12N 15/09 ZNA ,  A01H 5/00 ,  A01K 67/027 ,  A01K 67/033 501 ,  C07K 14/46 ,  C07K 16/18 ,  C12N 1/15 ,  C12N 1/19 ,  C12N 1/21 ,  C12N 5/10 ,  C09K 5/08
FI (11件):
A01H 5/00 A ,  A01K 67/027 ,  A01K 67/033 501 ,  C07K 14/46 ,  C07K 16/18 ,  C12N 1/15 ,  C12N 1/19 ,  C12N 1/21 ,  C12N 15/00 ZNA A ,  C12N 5/00 A ,  C09K 5/00 D
引用文献:
審査官引用 (5件)
  • The Journal of Experimental Zoology, Vol.219,No.3, pp.381-384 (1982)
  • COMP. BIOCHEM. PHYSIOL. B., Vol67B, No.4, pp561-568(1980)
  • Biochemistry, Vol.21, No.4, pp.716 -721 (FEB 1982)
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