特許
J-GLOBAL ID:200903018811600379

熱重量測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 利之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-263057
公開番号(公開出願番号):特開平8-105831
出願日: 1994年10月03日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】 ダイナミック温度制御方法を用いて、医薬品の付着水と結晶水との分離定量、セラミックス焼結原料の付着水と結晶水の分離定量、高分子化合物の主成分の熱分解開始温度と熱分解終了温度の測定を高精度に行なう。【構成】 医薬品の試料としてキニーネ硫酸塩二水和物を用いた。測定条件は次の表1の通りである。試料の量は5.74mgであり、乾燥窒素ガスを毎分100ミリリットルの流量で流して測定した。ダイナミック温度制御方法で得られた熱重量曲線50では、室温から第1段目の減量が完了するまでに、0.31%の減量があったものと決定でき、これが付着水量である。次に、第2段目の減量として、4.55%の減量があったものと決定でき、これが結晶水量である。付着水は室温から45°C付近まで徐々に脱水していくことが分かり、45°Cから58°Cの区間では、ほぼ減量がなくなる。また、結晶水は60°Cにおいて脱水する。
請求項(抜粋):
熱重量測定の試料として医薬品を用い、この医薬品の減量速度に応じて医薬品の昇温速度が連続的に変化するように医薬品の温度を制御して熱重量変化曲線を求め、この曲線に基づいて、医薬品に含まれる付着水と結晶水とを分離定量することを特徴とする熱重量測定方法。
IPC (2件):
G01N 5/04 ,  G01N 25/20

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