特許

J-GLOBAL ID：200903018826075734

ホログラム転写箔

発明者： 星野 和久 ,  小林 昭彦 ,  喜多 武秀
出願人/特許権者： 凸版印刷株式会社
代理人 (1件)： 上田 章三
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-165313
公開番号（公開出願番号）：特開平5-011676
出願日： 1991年07月05日
公開日（公表日）： 1993年01月22日
要約：

【要約】【目的】 被転写体表面に部分的にホログラム画像のない領域を形成できるホログラム転写箔を提供すること。【構成】 支持体フィルム10の片面上に、順次積層された剥離層21と高軟化点樹脂層22と低軟化点樹脂層23と光反射性金属薄膜層24及び接着剤層25から成る転写層20を剥離可能に積層して成り、低軟化点樹脂層表面とこの低軟化点樹脂層が存在しない部位の高軟化点樹脂層表面がレリーフ型ホログラムを構成する。そして、転写の際又は転写後の熱若しくは熱と圧力により低軟化点樹脂層が軟化して変形しその表面の凹凸が消失すると共に光反射性金属薄膜に微小かつ不規則な多数の亀裂が生ずる。このため、ホログラムを再現して虚像を観察可能にする入射光はこの光反射性金属薄膜の亀裂部分で不規則に乱反射し不規則に反射した光は虚像位置に結像しないばかりか白色光となりしかも眩しさを感じさせることがない。

請求項（抜粋）：

レリーフ型ホログラムを構成する凹凸模様がその表面に形成された樹脂層と上記ホログラム構成面全面にその凹凸面に沿って形成された光反射性金属薄膜とこの光反射性金属薄膜面に設けられた接着剤層から成る転写層と、この転写層を剥離可能に支持する支持体フィルムとを備え、上記転写層をその接着剤層を介し被転写体表面に転写させてその表面にレリーフ型ホログラムを形成するホログラム転写箔において、上記転写層の樹脂層が、高軟化点樹脂層とこの高軟化点樹脂層上の一部に設けられ転写時の加熱処理又は転写後の加熱処理により軟化する低軟化点樹脂層とで構成され、かつ、上記レリーフ型ホログラムを構成する凹凸模様が、低軟化点樹脂層表面とこの低軟化点樹脂層が存在しない部位の高軟化点樹脂層表面に形成されていることを特徴とするホログラム転写箔。