特許
J-GLOBAL ID:200903018834335311

建設機械のエンジン及び油圧ポンプ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-051427
公開番号(公開出願番号):特開平10-252521
出願日: 1997年03月06日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 作業内容に応じて、エンジン回転数と油圧ポンプ入力馬力の組み合わせよりなる作業モードの切り換えを自動で行うものにおいて、該切り換えを適切に、且つオペレータに違和感を与えることなく行う。【解決手段】 油圧ショベル等の建設機械のエンジン1及び油圧ポンプ2の制御装置において、コントローラ10は、エンジン1の電子制御式の燃料噴射ポンプ5を制御するエンジン制御部6からエンジン負荷率を読み出し、安定化処理することで実効的エンジン負荷率を算出する。そして、実効的エンジン負荷率をパラメータとして作業内容に合った作業モードを選択し、検出器11が作業用アクチュエータの操作レバーの非操作を検出しているときに、作業モードの切り換えを指令し、該作業モードに相応したエンジン回転数と油圧ポンプ入力馬力となるように、エンジン1及び油圧ポンプ2の状態を制御する。
請求項(抜粋):
電子制御式の燃料噴射ポンプを備えたエンジンと、該エンジンによって駆動されることで、作業のための作動油圧を発生する油圧ポンプと、前記エンジンの燃料噴射ポンプの燃料噴射量及び噴射時期を調整してエンジン回転数を制御するエンジン制御部と、前記油圧ポンプの吐出流量及び吐出圧力を調整するため、前記エンジンから油圧ポンプへ入力される馬力を設定する入力馬力設定用レギュレータと、を備えた建設機械のエンジン及びポンプ制御装置において、作業条件に応じたエンジン回転数と油圧ポンプ入力馬力を設定するための信号を、それぞれ前記エンジン制御部及び入力馬力設定用レギュレータに入力するコントローラと、運転者が作業用アクチュエータを操作中か否かを判断する手段と、を備え、該コントローラは、エンジン回転数と油圧ポンプ入力馬力の組み合わせによる複数段階の作業モードのデータを保有し、それら作業モードのうちの一つの作業モードを選択して、該作業モードに対応した信号を前記エンジン制御部及び入力馬力設定用レギュレータに出力する機能を有し、前記複数段階の作業モードにおける最低段階の作業モードには、安定領域及び次段階作業モードへの切換領域が設けられ、最高段階の作業モードには、安定領域及び前段階作業モードへの切換領域が設けられ、前記最低段階と最高段階の中間の段階の作業モードには、前段階作業モードへの切換領域、安定領域、次段階作業モードへの切換領域が設けられ、前記各作業モードにおける切換領域には、該切換領域が指定する前段階及び次段階作業モードにおける安定領域と重複する部分が設けられ、前記コントローラは、前記エンジン制御部からエンジン負荷率の信号を読み込んで安定化処理することにより実効的エンジン負荷率を算出し、前記実効的エンジン負荷率が所定の基準以上であって、且つ、該実効的エンジン負荷率が、現在選択している作業モードの切換領域に一定時間以上あるとき、作業モードを該切換領域が指定する前段階又は次段階作業モードに切り換える判断を下し、作業用アクチュエータの非操作時に、その判断に基づいて作業モードを切り換えることを特徴とする建設機械のエンジン及び油圧ポンプ制御装置。
IPC (5件):
F02D 29/04 ,  E02F 9/20 ,  F02D 29/00 ,  F02D 41/40 ,  F15B 11/00
FI (5件):
F02D 29/04 G ,  E02F 9/20 C ,  F02D 29/00 B ,  F02D 41/40 C ,  F15B 11/00 F

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