特許
J-GLOBAL ID:200903018853957110

磁気共鳴画像化装置、磁気共鳴画像化方法、磁気共鳴画像化プログラム及びそれを記録した情報記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 俊一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-045733
公開番号(公開出願番号):特開2009-201644
出願日: 2008年02月27日
公開日(公表日): 2009年09月10日
要約:
【課題】アーチファクト対策及び解像度の維持を実行しつつ、信号測定の高速化及び装置自体のハードウェア構成の簡略化を行うことができる磁気共鳴画像化装置などを提供する。【解決手段】本実施形態のMRI装置100は、測定データ(位相変調信号)に対して感度分布に相当する重みを乗算して疑似測定データ(疑似位相変調信号)を取得するとともに、測定データそのものから取得した位相変調信号とともに擬似的に2つの位相変調信号を取得するようになっている。そして、このMRI装置100は、この2つの信号に基づいて所定の連立方程式を解くことによって位相エンコード方向のサンプリング周波数が被検体10から放出される信号の最大周波数より大きく、アーチファクトを有する断層面画像が再構成される場合であっても、当該アーチファクトを除去したアンチエリアス画像を生成するようになっている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
被検体に所定の磁界を印加して当該被検体の組織を構成する原子の原子核に磁気共鳴を生じさせ、前記被検体内部の局所的な核磁化の位相を空間的に変調して当該被検体内部の画像を再構成する磁気共鳴画像化装置であって、 前記被検体が載置される空間内に、均一な静磁界及び線形勾配を有する勾配磁界を少なくとも含む前記所定の磁界を発生させる磁界発生手段と、 前記原子の原子核に磁気共鳴を生じさせる高周波パルスを発生する高周波パルス発生手段と、 前記磁気共鳴を生じさせて前記原子核のスピンにおける位相を空間的に2次関数状に変調させるため、前記磁界発生手段及び前記高周波パルス発生手段を所定のシーケンスにて動作制御させる制御手段と、 前記所定のシーケンスにしたがって前記被検体から放出される核磁気共鳴信号を受信する受信範囲内にて異なる磁気感度分布を有する受信手段と、 前記受信した核磁気共鳴信号を所定のデータに符号化する符号化手段と、 前記符号化されたデータに基づいて前記被検体内部の画像を再構成する画像再構成演算を行う処理手段と、 を備え、 前記磁界発生手段、前記高周波パルス発生手段及び前記制御手段が、前記核磁化の位相を2次関数状に変調させるために使用する、高周波パルスの外形、2次関数状の磁界を発生させるためのコイルの係数、前記原子核固有の定数、及び発生させた2次関数状磁界を印加する時間、から構成されたパラメータに基づき、前記原子核のスピンにおける位相を変調させる位相変調を施した位相変調信号を生成するとともに、 前記処理手段が、前記生成された位相変調信号と断層面画像上にて所定の感度分布を有する感度分布信号とに基づいて疑似位相変調信号を生成し、前記生成された位相変調信号及び疑似位相変調信号を用いて前記画像再構成演算を行うことを特徴とする磁気共鳴画像化装置。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/54
FI (2件):
A61B5/05 376 ,  G01N24/02 530Y
Fターム (7件):
4C096AB17 ,  4C096AB25 ,  4C096AB39 ,  4C096AB42 ,  4C096DB18 ,  4C096DD04 ,  4C096DD05

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