特許
J-GLOBAL ID:200903018899443693

吸着式空気調和装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-211554
公開番号(公開出願番号):特開平6-058642
出願日: 1992年08月07日
公開日(公表日): 1994年03月04日
要約:
【要約】【目的】 吸着ユニットにおける熱を有効に利用することで室内の除湿を行わせもって冷房効果を高める。【構成】 吸着ユニットU1,U2の吸着工程において吸着剤2が冷却される場合、同時に真空容器1を介して間接的に被覆吸着剤5も冷却され、室内連通路21,22を介して連通した室内10側の空気中の水分を吸着する。一方、吸着ユニットU1,U2の再生工程において吸着剤2が加熱される場合、真空容器1を介して被覆吸着剤5も加熱され、これに吸着された水分を放出する。この放出水分は放出路25,26から室外11へ排出される。従って、冷房運転時においては、室内10の除湿が行なわれることで体感温度が低下するとともに室内10の空気潜熱が低下することから、冷房効果が高められる。
請求項(抜粋):
金属製の真空容器(1)内に、気相と液相間で状態変化する作動媒体(W)と、冷却あるいは加熱によって上記作動媒体(W)の蒸気(Wa)の吸着あるいは放出を可逆的に行う吸着剤(2)とを収容してなる吸着ユニット(U1,U2)を備え、上記作動媒体(W)の蒸発潜熱あるいは凝縮潜熱を空調熱源として利用するようにした吸着式空気調和装置であって、上記吸着ユニット(U1,U2)の上記真空容器(1)の外側を被覆吸着剤(5)により被覆する一方、該吸着ユニット(U1,U2)を密閉容器(15)内に収容するとともに、該密閉容器(15)を開閉弁(V11,V12)を備えた室内連通路(21,22)を介して室内(10)に、また開閉弁(V15,V16)を備えた放出路(25)を介して室外(11)に、それぞれ連通可能としたことを特徴とする吸着式空気調和装置。

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