特許
J-GLOBAL ID:200903018899937629

沈降シリカの新規な製造方法、亜鉛を含有する新規な沈降シリカ及びエラストマーを強化するためのそれらの用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-529012
公開番号(公開出願番号):特表平10-504011
出願日: 1996年03月28日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】良好な分散性及び極めて満足すべき補強特性を有する沈降シリカの新規な製造方法を開示する。粉末、実質的に球形のビーズ又はグラニュールの形態の新規な沈降シリカもまた開示する。該シリカは、CTAB比表面積90〜250m2/g、BET比表面積90〜250m2/g、300ml/100gよりも少ないDOP油吸収量及び亜鉛含量1〜5重量%を有しかつステアリン酸と該シリカとをキシレン中で120°Cにおいて2時間反応させる場合に、シリカ表面1nm2当りの消費されるステアリン酸分子の数Nが、少なくとも1であることを特徴とする。更にその上、該シリカのエラストマー用補強充填剤、特に流動学的性質を高めるための補強充填剤としての用途を開示する。
請求項(抜粋):
シリケートと酸性化剤とを反応させ、それによって沈降シリカの懸濁液を得、次いでこの懸濁液を分離しかつ乾燥させることを含み、沈殿を下記のようにして行う: (i)シリケート及び電解質を含む初期ベースストックを形成し、該初期ベースストック中のシリケート濃度(SiO2として表わす)を100g/lよりも低くしかつ該初期ベースストック中の電解質濃度を17g/lよりも低くし、 (ii)該ベースストックに酸性化剤を、反応混合物のpH値少なくともおよそ7が得られるまで加え、 (iii)酸性化剤及びシリケートを同時に反応混合物に加え、かつ固形分含量が24重量%よりも多くない懸濁液を乾燥させるタイプの沈降シリカの製造方法において、下記の2つの作業(a)又は(b)の内の一つを含むことを特徴とする製造方法: (a)(iii)段の後に、少なくとも一種の亜鉛化合物及び次いで塩基性剤を反応混合物に加え、かつ該分離がろ過及びこのろ過から生じるケークの砕解を含む場合に、該砕解を、好ましくは少なくとも一種のアルミニウム化合物Bの存在において行う、 (b)(iii)段の後に、シリケート及び少なくとも一種の亜鉛化合物を同時に反応混合物に加えかつ該分離がろ過及びこのろ過から生じるケークの砕解を含む場合に、砕解を、好ましくは少なくとも一種のアルミニウム化合物の存在において行う。
IPC (5件):
C01B 33/193 ,  C08K 3/36 ,  C08K 9/00 ,  C08L 21/00 ,  C09C 1/30
FI (5件):
C01B 33/193 ,  C08K 3/36 ,  C08K 9/00 ,  C08L 21/00 ,  C09C 1/30

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