特許
J-GLOBAL ID:200903018907747699

パルプモールド用成形型及びそれを用いたパルプモールド品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 多田 公子 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-291456
公開番号(公開出願番号):特開平10-131100
出願日: 1996年11月01日
公開日(公表日): 1998年05月19日
要約:
【要約】【課題】 底面のみならず側面の機械的強度にも優れたパルプモールド品を製造することができるパルプモールド用成形型及びパルプモールド品の製造方法を提供する。【解決手段】 1対の凹型2及び凸型3からなるパルプモールド用成形型10は、凹型2は、その内面の断面形状が2つの斜辺21と底辺22とを有する略台形の一部をなし、凸型3は、凹型2に嵌合する部分の外面の断面形状が凹型2に対応する略台形であって且つ凹型2の2つの斜辺に対応する部分が、凹型2の各斜辺側に湾曲した曲線をなしているものである。この成形型の凹型2及び凸型3の一方の型の上に、抄紙原液から抄紙成分4を抄き取り、この抄紙成分を一方の型と他方の型との間で押圧成形して抄造成形中間品を形成する。この押圧時に凸型3の湾曲した部分が抄紙成分を凹型2の斜辺側に押しつけ、側面に十分な押圧力で押圧する。この抄造成形中間品を加熱プレスすることにより、側面強度が十分で、水蒸気透過度が低いパルプモールド品が得られる。
請求項(抜粋):
凹型と凸型とを備え、これら1対の型のいずれか一方の上で抄き取った後の抄紙成分を前記一対の型間で押圧成形するパルプモールド用成形型において、前記凹型の内側面と前記凸型の外側面との間隙が、上端部及び底部では広く、中間部に向って漸減するように、前記凸型の外側面が前記凹型の内側面側に湾曲した曲面を有していることを特徴とするパルプモールド用成形型。

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