特許
J-GLOBAL ID:200903018910633580

フィレット面の作成指示方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-121449
公開番号(公開出願番号):特開平6-332990
出願日: 1993年05月24日
公開日(公表日): 1994年12月02日
要約:
【要約】【目的】 フィレット面の作成を短時間で済ませ、かつ指示作業の混乱を防止することを目的とする。【構成】 CAD装置の使用者が、先に作成した形状中の角部を形成する組をなす曲面F1, F2の共通稜線E1と複数の切断面の各々との交点の内の代表点A1〜A4の位置と、各切断面内で曲面F1, F2に接する接円弧の半径R1, R2とを指示した後、CAD装置が、各切断面内にて曲面F1, F2に上記交点で接するように求めた二本の直線L3, L4に上記接円弧半径で接するように仮の接円弧SCを設定し、さらにその仮の接円弧SC同士を滑らかに繋いで仮のフィレット面SFを作成してそれらを先に作成した形状中に表示し、CAD装置の使用者が、それら仮の接円弧SCおよび仮のフィレット面SFと上記組をなす曲面F1, F2との位置関係を調査して、必要に応じ先の指示の修正や新たな指示の追加を行うことを特徴とするものである。
請求項(抜粋):
CAD装置に、先に作成した形状中の角部に埋め込むフィレット面の作成を指示するに際し、前記CAD装置の使用者が、前記先に作成した形状中の角部を形成する組をなす曲面の共通の稜線と複数の切断面の各々との交点の位置と、前記各切断面内で前記組をなす曲面に接する接円弧の半径とを指示した後、前記CAD装置が、先ず、前記各切断面につき、その切断面内に位置し前記組をなす曲面に前記指示された交点位置で各々接する二本の直線を求め、次いで、前記各切断面につき、その切断面内に位置し前記指示された接円弧の半径を持って前記二本の直線に接するように設定した仮の接円弧を、前記先に作成した形状中に表示し、その後、前記複数の切断面についての前記二本の直線と前記仮の接円弧との接点同士を滑らかに繋いで作成した仮の足曲線と、前記複数の切断面についての前記仮の接円弧同士を滑らかに繋いで作成した仮のフィレット面との少なくとも一方を前記先に作成した形状中に表示し、前記CAD装置の使用者が、前記CAD装置により表示された、前記仮の接円弧と前記組をなす曲面との位置関係および、前記仮の足曲線と前記仮のフィレット面との少なくとも一方と前記組をなす曲面との位置関係を調査して、それらの調査結果に基づき、必要に応じ前記指示の内容修正および新たな指示の追加の少なくとも一方を行うことを特徴とする、フィレット面の作成指示方法。

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