特許
J-GLOBAL ID:200903018981997664

電気自動車用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-156071
公開番号(公開出願番号):特開平8-020227
出願日: 1994年07月07日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】【目的】 デフロスタ吹出空気温度を検出するための手段を別個に設けることなく、窓ガラス表面温度を精度よく推定し、これによって窓ガラスの防曇のために消費する走行用バッテリーの電力をできるだけ少なくする。【構成】 圧力センサの値からデフロスタ吹出口2aからの吹出空気温度を逆算する。これによって得られたデフロスタ吹出温度と、室内温度センサの検出値と外気温度センサの検出値とに基づいて窓ガラス内面温度を算出する。このように既存の圧力センサ、室内温度センサ、外気温度センサを用いることによって、精度良く、しかも部品点数をアップさせることなく窓ガラス内面温度を算出することができる。そして走行用バッテリーの消費電力を抑えることができる。
請求項(抜粋):
空気流を発生する送風手段と、前記送風手段からの空気を車室内に導く空気通路と、車両走行用バッテリーから供給される電力に応じて回転し、この回転によって冷媒の吸入,圧縮,吐出を行う圧縮機と、前記圧縮機が吐出した冷媒を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器からの冷媒を減圧する減圧手段と、前記減圧手段の冷媒下流側でかつ前記圧縮機の吸入側に設けられ、前記減圧手段からの冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記凝縮器の凝縮熱に関連した物理量を検出する物理量検出手段と、車室内への目標吹出温度を算出する目標吹出温度算出手段とを備え、前記空気通路内の空気が、前記凝縮器の凝縮熱によって加熱されるように構成され、前記目標吹出温度算出手段によって算出された前記目標吹出温度と、前記物理量検出手段によって検出された物理量とに基づいて、車室内への吹出温度が前記目標吹出温度となるように前記バッテリーから前記圧縮機へ供給される電力を制御する電力制御手段を備える電気自動車用空調装置であって、前記空気通路の空気上流側部位に形成され、車室外と連通する外気吸入口と、前記外気吸入口を開閉する外気吸入口開閉手段と、前記外気吸入口開閉手段を駆動する開閉駆動手段と、前記空気通路の下流側部位に形成され、前記凝縮熱によって加熱された空気を自動車の窓ガラスに向かって吹き出すためのデフロスタ吹出口と、車室内の温度を検出する車室内温度検出手段と、外気の温度を検出する外気温度検出手段と、車室内の相対湿度を検出する相対湿度検出手段と、前記車室内温度検出手段によって検出された車室内温度、前記外気温度検出手段によって検出された外気温度、および前記物理量検出手段によって検出された物理量に基づいて、前記窓ガラスの表面温度を算出する窓ガラス表面温度算出手段と、前記窓ガラス表面温度算出手段によって算出された窓ガラス表面温度に対応する飽和絶対湿度を算出する飽和絶対湿度算出手段と、前記車室内温度検出手段によって検出された車室内温度と、前記相対湿度検出手段によって検出された相対湿度とに基づいて、車室内の絶対湿度を算出する絶対湿度算出手段と、前記絶対湿度算出手段によって算出された車室内絶対湿度が、前記飽和絶対湿度算出手段によって算出された飽和絶対湿度よりも多いときに、前記外気吸入口開閉手段が前記外気吸入口を開く割合を増大させるとともに、前記算出された車室内絶対湿度が前記算出された飽和絶対湿度よりも少ないときに、前記外気吸入口開閉手段が前記外気吸入口を開く割合を減少させるように前記開閉駆動手段を制御する開閉制御手段とを備えることを特徴とする電気自動車用空調装置。
IPC (3件):
B60H 1/22 ,  B60H 1/32 102 ,  B60H 3/00

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