特許
J-GLOBAL ID:200903019058421900

自動変速機のクリープ防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-003704
公開番号(公開出願番号):特開平10-196783
出願日: 1997年01月13日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 摩擦要素をクリープ防止用スリップ状態から締結する時の突出トルクが、アクセルを僅かにゆっくり踏む時も締結後トルクを越えないようにして、締結直後にトルクが低下する違和感をなくす。【解決手段】 アクセルを僅かにゆっくり踏む瞬時t1 以降、クリープ防止用にスリップ状態にされていたフォワードクラッチの油圧Pc を所定勾配kp で上昇させることによりフォワードクラッチを締結進行させ、締結完了瞬時t2 には油圧Pc を最大値にしてフォワードクラッチのスリップを防止する。ここで所定勾配kp は、変速機出力軸トルクの波形から明らかな通り瞬時t1 〜t2 に生ずる突出トルクが締結後トルクT1 を越えることのないよう定めることから、締結瞬時t2 の直後にトルクが低下するような違和感をなくすことができる。
請求項(抜粋):
流体伝動装置を介してエンジンの回転を入力され、複数の摩擦要素の選択的油圧作動により選択された変速段でエンジン回転を変速して出力する自動変速機に用いられ、前記流体伝動装置によるクリープトルクの伝達を低減するために、前記作動中の摩擦要素の作動油圧を低下させることで該摩擦要素をスリップ状態にするようにし、エンジンの無負荷状態から負荷状態への切換え時、前記作動油圧を所定棚圧だけ上昇させることにより前記スリップ状態の摩擦要素を再締結させてクリープ防止制御を終了するようにした自動変速機のクリープ防止装置において、前記エンジンの無負荷状態から負荷状態への切換え時におけるエンジン負荷が微小設定値未満であり、且つ、エンジン負荷の変化速度が微小設定値未満である時、前記摩擦要素の再締結速度が前記所定棚圧による再締結速度よりも遅くなるよう前記作動油圧の上昇を制御するよう構成したことを特徴とする自動変速機のクリープ防止装置。
IPC (3件):
F16H 61/20 ,  F16H 59:24 ,  F16H 59:42

前のページに戻る