特許
J-GLOBAL ID:200903019084460190

抗原用のアジュバントおよびその製法ならびに用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福村 直樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-515886
公開番号(公開出願番号):特表平9-506353
出願日: 1994年12月07日
公開日(公表日): 1997年06月24日
要約:
【要約】ウィールス、バクテリア、寄生物、および、ウィールス、バクテリア、寄生物の構成部分を含むそれらの代謝生成物のような抗原のためのアジュバントとその製法、用途が開示される。本発明の目的は、ワクチン抗原またはペプチドグリカンと組合せて組織適合性組成物として組合せて、生体内で防御機構が大いに刺激されて、始めて、活性免疫的予防剤として働くのみならず、弱い抗原でさえも、また、一般的または特異的免疫療法剤として可能にするアジュバントを創製することである。このアジュバントを製造するコストは通常のコストを超えず、ワクチンの利用を保証するものである。生体の比較的弱い免疫能力の様相において、免疫的予防剤との組合せにおいて、または、アジュバントの単独使用において、高度の免疫能力を保証する。このアジュバントの残留効果は、何も問題を生じない。開示されたアジュバントは水中油型乳液である。油相はポリジメチルシロキサンからなり、水相は実質的に生体適合性塩溶液である。油相は水相中に、HLB価が9ないし16の複合乳化剤によって安定化されている。複合乳化剤は、炭素原子数10ないし100の鎖長の脂肪族アルコールと、ソルビトールおよび/またはグリセロール脂肪酸エステルと、ポリソルベートの組合せである。生体適合性塩溶液はEDTAを含むりん酸緩衝塩化ナトリウム溶液である。この組成物はさらにジメチルスルホキシドを含む。この不完全アジュバントに種特異性St.aureus株に基づくペプチドグリカンと水溶性の天然または合成のポリマーを添加することによって完全アジュバントが調製される。
請求項(抜粋):
ウィールス、バクテリア、寄生物、ならびにその代謝生成物、ならびに、ウィールス、バクテリア、および寄生物の構成部分を含む免疫の抗原のための不完全アジュバントであって、 0.01% - 30%のポリジメチルシロキサン 0.01% - 15%のHLB価が9-16である複合乳化剤 45% - 99%の生体適合性塩溶液 0.01% - 10%のジメチルスルホキシド 0.001%- 1%のキレート形成剤からなることを特徴とする不完全アジュバント。
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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