特許
J-GLOBAL ID:200903019094332492

液体シンチレーションカウンタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-172021
公開番号(公開出願番号):特開平9-021878
出願日: 1995年07月07日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】【課題】 液体シンチレーションカウンタにおいて、クエンチングによるα線β線弁別の誤差を補正し、α線及びβ線の計数値を正確に求める。【解決手段】 光電子増倍管10から出力された検出パルスは、増幅器12によって増幅される。パルス幅弁別回路14は、増幅器12からの検出パルスのうちパルス幅が所定の閾値以上のものを弁別して出力する。通常計数部18は増幅器12から出力された検出パルスの計数値を求め、弁別計数部20はパルス幅弁別回路14によって弁別された検出パルスの計数値を求める。試料のクエンチング指標値は、波高分析部22及びクエンチング演算部26によって求められる。弁別計数値演算部32は、試料のクエンチング指標値に対応するα線及びβ線弁別比率を各弁別比率記憶部28及び30から求め、これら各弁別比率と通常計数部18及び弁別計数部20の計数結果とを用いて連立方程式演算を行い、α線及びβ線の計数値を算出する。
請求項(抜粋):
試料から発せられたシンチレーション光を検出する光電子増倍管と、前記光電子増倍管から出力される検出パルスのうち所定のパルス幅条件を満たすものを弁別して出力するパルス弁別手段と、前記光電子増倍管からの検出パルスを計数する通常計数手段と、前記パルス弁別手段から出力された検出パルスを計数する弁別計数手段と、前記試料のクエンチング指標値を求めるクエンチング測定手段と、α線についての前記光電子増倍管の検出パルスのうち前記所定のパルス幅条件を満たすものの比率と試料のクエンチング指標値との相関関係を記憶するα線弁別比率記憶手段と、β線についての前記光電子増倍管の検出パルスのうち前記所定のパルス幅条件を満たすものの比率と試料のクエンチング指標値との相関関係を記憶するβ線弁別比率記憶手段と、前記α線弁別比率記憶手段及び前記β線弁別比率記憶手段から、前記クエンチング測定手段で求められたクエンチング指標値に対応するα線弁別比率及びβ線弁別比率をそれぞれ求め、これらα線弁別比率及びβ線弁別比率と、前記通常計数手段の計数値及び前記弁別計数手段の計数値とを用いて連立方程式演算を行うことにより、α線の計数値及びβ線の計数値を求める弁別計数値演算手段と、を有することを特徴とする液体シンチレーションカウンタ。
IPC (3件):
G01T 1/204 ,  G01T 1/20 ,  G01T 1/208
FI (3件):
G01T 1/204 A ,  G01T 1/20 F ,  G01T 1/208

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