特許
J-GLOBAL ID:200903019148842572

クロス・コンパウンド式ファン・エンジン

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-138821
公開番号(公開出願番号):特開平6-317180
出願日: 1993年05月06日
公開日(公表日): 1994年11月15日
要約:
【要約】【目的】 2軸ファン・エンジンの2つの軸を交差させて,クロス・コンパウンド型式とし,低圧タービンに可変静翼を設ける事によって,作動全領域に於いて燃料消費率を最小にするタービン流量の流通を可能にする。【構成】 圧縮機駆動軸S2と低圧タービン軸S3をアームAで接続し,ファン駆動軸S1と高圧タービン軸S4を歯車列で連結する事によって,圧縮機Cを低圧タービンLPTで,ファンFを高圧タービンHPTで駆動し,低圧タービンLPTの入口に可変低圧タービン静翼VNを設けて,飛行マッハ数の増加(負荷の増加)に伴いVNを開く事により,低速飛行時の圧縮機圧力比を高く,高速飛行時の圧縮機圧力比を低くし,飛行マッハ数によってファン圧力比を維持しながら,圧縮機圧力比の変動幅を拡大する事を特徴とする。【効果】 ファン・エンジンの作動全域にわたってSFCを低減できる上,離陸時の排気速度が減少するので,空港騒音を低減できる。
請求項(抜粋):
2軸ファン・エンジンに於いて,外径軸である圧縮機駆動軸(S2)と,内径軸である低圧タービン軸(S3)をアーム(A)により接続して同心の一本の軸とし,内径軸であるファン(又はファン及びブースト圧縮機)駆動軸(S1)の他端に歯車(G1)を,外径軸である高圧タービン軸(S4)の他端にも歯車(G4)を設け,該アーム(A)を回転自在に穿った軸に歯車(G1)と噛み合う歯車(G2),歯車(G4)と噛み合う歯車(G3)を固定して,高圧タービン軸(S4)とファン(又はファン及びブースト圧縮機)駆動軸(S1)を歯車列により連結する事によって,圧縮機(C)を低圧タービン(LPT)で,ファン(F)を高圧タービン(HPT)で駆動し,低圧タービン(LPT)の入口に可変低圧タービン静翼(VN)を設けて,飛行マッハ数の増加に伴って負荷が増すに従い可変低圧タービン静翼(VN)を開き,設計点外でも所要の推力を得る上で燃料消費率を最小にするタービン流量の流通を可能にする事を特徴とするクロス・コンパウンド式ファン・エンジン。
IPC (3件):
F02C 3/107 ,  F02C 9/22 ,  F02K 3/06

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