特許
J-GLOBAL ID:200903019188436631

共有データの複写分散管理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋田 収喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-333448
公開番号(公開出願番号):特開平10-171698
出願日: 1996年12月13日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】 分散したサーバに電子文書等のデータを格納し、各クライアントで同一の電子文書を共有した際、記憶のためのハードウェア資源の増加を極力少なくし、1つのサーバにアクセスが集中しないよう効果的に負荷分散すること。【解決手段】 全社で共通に使用する電子文書等のデータを作成元でない他の部門から検索する場合、そのデータへの検索回数が所定値に満たない場合は、上位システムの所在テーブルに複写されている所在位置の情報で示される部門のデータベースから対象のデータを読出し、該当データへの検索回数が既に所定値を超えた場合、超えた時点で、そのデータの複写を上位システム内に作成し、以後は、その複写されたデータを読み出して検索元に返信し、また、作成元の部門では、自部門のデータが上位システムに複写されたとしても、自部門のデータベースから該当するデータが読み出す。
請求項(抜粋):
任意の組織の部門単位に配置されたサーバ装置とクライアント装置から成るシステムを他の部門のシステムとネットワークで接続し、各部門のクライアント装置で作成し、同部門のサーバ装置が管理する記憶装置に格納した電子文書等のデータを組織全体で共有する際の共有データの複写分散管理方法であって、各部門のクライアント装置が作成したデータを同部門のサーバ装置が管理する記憶装置に格納する都度、少なくともデータ名称、所在位置、全部門での共有データか否かを示す情報を各部門のシステム内に設けたデータ所在管理テーブルに登録すると共に、全部門での共有データについては各部門の上位のシステムのデータ所在管理テーブルに作成元の所在位置を登録し、各クライアント装置から所望のデータをアクセスする際には自部門のシステム内のデータ所在管理テーブルを検索し、該当するデータが登録されていれば、そのアクセス対象のデータの所在位置を取得して自部門のサーバ装置を介してアクセスし、該当するデータが登録されていなければ、前記上位システムのデータ所在管理テーブルに所在位置を問い合わせ、その所在位置に該当する他部門のサーバ装置を介してアクセスし、さらに、前記上位システムにおいては該上位システムのデータ所在管理テーブルに所在位置が登録されたデータについてアクセス回数をカウントし、そのカウント値が所定値を超えたデータについては作成元の部門のシステムから当該データを複写すると共に、その所在位置を作成元から上位システムに変更することを特徴とする共有データの複写分散管理方法。

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