特許
J-GLOBAL ID:200903019190341281

アルミニウム材の表面処理における廃液処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 成瀬 勝夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-064299
公開番号(公開出願番号):特開平7-268659
出願日: 1994年04月01日
公開日(公表日): 1995年10月17日
要約:
【要約】【目的】 アルミニウム材の表面処理で発生する種々のアルミニウム含有廃液、特に従来その処理に苦慮していた陽極酸化処理老化浴、ミスト由来の廃液、洗浄水由来の廃液等を安価にかつ効率的に廃液処理することができ、しかも、回収される含水ゲル状水酸化アルミニウム質のスラッジ中に硫酸根が入り込むのを可及的に抑制してスラッジを有効利用することができるアルミニウム材の表面処理における廃液処理方法を提供する。【構成】 アルミニウム材の表面処理において、アルカリ溶液処理又は酸性溶液処理に付随して発生したアルミニウム含有廃液を中和処理し、生成した含水ゲル状水酸化アルミニウム質のスラッジを分離する廃液処理において、pH9.0以上という高pH値下でスラッジの分離を行い、回収された低硫酸根濃度のスラッジを有効利用すると共に、この高pH値下でのスラッジの分離により回収できなかったアルミニウム分についてはこれをアルミニウム含有廃液中に循環させるようにしたアルミニウム材の表面処理における廃液処理方法である。
請求項(抜粋):
アルカリ溶液又はこのアルカリ溶液と酸性溶液とを用いてアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム材の表面を処理するアルミニウム材の表面処理において、これらアルカリ溶液処理又は酸性溶液処理に付随して発生したアルミニウム含有廃液を中和処理し、得られた中和処理液から中和処理で生成した含水ゲル状水酸化アルミニウム質のスラッジを分離して廃液処理を行うに際し、上記中和処理前のアルミニウム含有廃液中の中和処理前スラッジをpH9.0以上の高pH値下で分離し、この中和処理前スラッジを分離して得られた分離液を中和処理してpH5〜9の範囲に調整し、この中和処理で生成した含水ゲル状水酸化アルミニウム質のスラッジを分離し、得られたこの中和処理後スラッジをアルミニウム含有廃液中に戻すことを特徴とするアルミニウム材の表面処理における廃液処理方法。
IPC (5件):
C23F 1/46 ,  C01F 7/14 ,  C23F 1/36 ,  C25D 11/04 ,  C25D 21/18

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