特許
J-GLOBAL ID:200903019223834947

ロータ2突極式可変リラクタンス型モータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-022807
公開番号(公開出願番号):特開平5-219701
出願日: 1992年02月07日
公開日(公表日): 1993年08月27日
要約:
【要約】【目的】 ロータコアに形成するロータ歯の設置可能最少数をさらに減らし、ヒステリシス損等の鉄損を低減可能な可変リラクタンス型モータを提供する。【構成】 この可変リラクタンス型モータは、略円筒状のステータコア12と、ステータコア12の6個のステータ歯20の各々に巻設されて所定順序で通電可能な3相の励磁巻線14と、励磁巻線14の順次励磁によりステータコア12内で回転するロータコア16とを具備する。ロータコア16は、珪素鋼板等の強磁性材料の薄板を積層して形成される。各薄板は、外周の軸対称位置に半径方向外方へ突出して1対のロータ歯24を備える。ロータコア16は、その軸線方向両端に配置される各薄板22が、ロータ歯24の歯幅Wに相当する角度だけ回転中心Oに関し相互に回転して配置されるように、隣接する各薄板22を一定方向へ一定角度だけ相互回転して積層形成される。
請求項(抜粋):
モータハウジングと、該モータハウジングの内部に固定され、内周に等間隔にかつ半径方向内方へ突設して複数のステータ歯を有した略円筒状のステータコア、及び該ステータコアの前記各ステータ歯に巻設され、所定順序で異なる相の電流を通電可能な複数の励磁巻線を備え、前記ステータコアの前記各ステータ歯に順次に磁極を形成するステータと、該ステータの前記ステータコア内に回転可能に配置され、外周に等間隔にかつ半径方向外方へ突設して複数のロータ歯を有し、該ロータ歯が前記ステータコアの前記ステータ歯に順次に形成される前記磁極に吸引されて回転するロータコア、及び該ロータコアに同心に固定され、前記モータハウジングに回転可能に支持される出力軸を備えたロータとを具備した可変リラクタンス型モータにおいて、前記ステータコアは、少なくとも3相の電流を通電可能な異なる励磁巻線を前記ステータ歯のそれぞれに巻設するため、相数の2倍の個数を有する少なくとも6個の前記ステータ歯を備え、前記ロータコアは、外周の軸対称位置に半径方向外方へ突設した1対の前記ロータ歯を備える複数の強磁性材料の薄板を積層、接着して形成され、前記各薄板は、前記1対のロータ歯が、前記ステータコアの前記ステータ歯の内周面の内径寸法よりも小さな外径寸法を外周面に有し、かつ該外周面における歯幅を、前記ステータ歯の内周面における歯幅と実質的に等しく形成され、さらに、前記ロータコアの軸線方向両端に配置される該薄板の各々が、前記ロータ歯の歯幅に対応する中心角度だけ前記ロータコアの回転中心の周りで相互に回転して配置されるように、隣接する該薄板の各々が一定方向へ一定角度づつ相互に回転して積層され、前記各薄板の前記1対のロータ歯の積層により、前記ステータ歯に磁気吸引される前記ロータの2つの磁極を形成したことを特徴とするロータ2突極式可変リラクタンス型モータ。

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