特許
J-GLOBAL ID:200903019228234794

スライド機構用クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江原 省吾 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-222755
公開番号(公開出願番号):特開平10-061743
出願日: 1996年08月23日
公開日(公表日): 1998年03月06日
要約:
【要約】【課題】 可動部材の固定部材に対するスライド移動を、一方向にロックでき、かつ、両方向に自在に案内できるクラッチを提供する。【解決手段】 固定部材1に対して可動部材2がスライド移動可能に対向配置される。また、固定部材1の対向面に、そのスライド移動方向に沿って複数のクラッチ面5が配列される。各クラッチ面5は、可動部材2の対向面2aとの間に一方向(同図で右方向)に縮小した楔状隙間6を形成するカム面5aと、このカム面5aに連続した転がり接触面5bとを有する。転動体としての円柱状コロ3は各クラッチ面5に収納され、固定部材1と可動部材2の対向面間にスライド移動可能に介在した保持部材4のポケットに収容保持される。
請求項(抜粋):
固定部材に対して可動部材をスライド移動可能に対向配置し、一方の部材の対向面に、他方の部材の対向面と一方向に縮小した楔状隙間を形成するカム面と、このカム面に連続した転がり接触面とを有するクラッチ面を設け、このクラッチ面に収納した転動体を、前記両部材の対向面間に介在させた保持部材で位置規制したスライド機構用クラッチであって、前記転動体の前記カム面への係合を介して、前記可動部材を固定部材に対して一方向にロックする態様と、前記転動体の前記転がり接触面における転がり運動を介して、前記可動部材を固定部材に対して両方向にスライド移動自在に案内する態様とを、切替え手段によって切替えることを特徴とするスライド機構用クラッチ。

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