特許
J-GLOBAL ID:200903019238940301

生産工程シミュレーション装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本庄 武男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-334658
公開番号(公開出願番号):特開平7-200675
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月04日
要約:
【要約】【目的】 対象とする生産ラインが大規模かつ多品種混合である場合でも,モデルの詳細度を落とすことなく高速にシミュレーションを行うことができる生産工程シミュレーション装置。【構成】 この装置0は,基礎情報記憶部1に記憶しておいた基礎情報を用いて,初期設定部5により初期設定された待ち行列記憶部2等の各情報に基づいて最早処理可能装置及び時刻を決定する最早処理開始可能装置決定部6と,待ち行列記憶部2に記憶された待ち行列に含まれ,且つ上記決定装置の存在する設備に割当てられた製品の中から,上記決定時刻に処理可能な製品を抽出する処理製品抽出部7と,この抽出製品を上記決定装置の存在する設備から削除して,次の処理をする設備に割当てるイベント生起部8と,このイベントに基づいて待ち行列記憶部2等を更新する情報更新部9とから構成されている。上記構成により,対象とする生産ラインが大規模かつ多品種混合である場合でも,モデルの詳細度を落とすことなく高速にシミュレーションを行うことが可能となる。
請求項(抜粋):
少なくとも生産対象となる製品の工程手順,設備への割当て及び処理時間を含む製品情報と,上記製品のある時刻での仕掛り状態を表す仕掛り情報と,上記設備に使用される装置に関する使用装置情報とからなる基礎情報を予め記憶しておく基礎情報記憶手段と,上記製品の仕掛り状態が待ち状態である製品の上記設備への割当て状態を表す仕掛り待ち情報を記憶する仕掛り待ち情報記憶手段と,上記装置別の稼働状態を表す稼働情報を記憶する稼働情報記憶手段と,上記製品別の処理状態を表す処理情報を記憶する処理情報記憶手段と,上記基礎情報記憶手段により記憶された基礎情報に基づいて上記仕掛り待ち情報記憶手段,上記稼働情報記憶手段及び上記処理情報記憶手段に記憶される各情報を初期設定する初期設定手段と,上記初期設定手段により初期設定された上記仕掛り待ち情報記憶手段,上記稼働情報記憶手段及び上記処理情報記憶手段における各情報に基づいて最も早く次の処理をすることが可能な装置及びそのときの処理開始可能な時刻を演算する最早処理可能装置・時刻演算手段と,上記仕掛り待ち情報記憶手段により記憶された仕掛り待ち情報に含まれ,かつ上記最早処理可能装置・時刻演算手段により演算された装置の存在する設備に割当てられた製品の中から,該最早処理可能装置・時刻演算手段により演算された時刻に処理可能な少なくとも1つの製品を抽出する処理製品抽出手段と,上記処理製品抽出手段により抽出された製品を上記最早処理可能装置・時刻演算手段により演算された装置の存在する設備から削除して,次の処理をする設備に割当てるようなイベントを生起するイベント生起手段と,上記イベント生起手段により生起されたイベントに基づいて上記仕掛り待ち情報記憶手段,上記稼働情報記憶手段及び上記処理情報記憶手段にそれぞれ記憶された各情報を更新する情報更新手段とを具備した生産工程シミュレーション装置。

前のページに戻る