特許
J-GLOBAL ID:200903019275162831

脂肪酸エステルおよび植物油の混合物を含有する工業潤滑剤用の流動点降下剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-245666
公開番号(公開出願番号):特開平7-157790
出願日: 1994年10月11日
公開日(公表日): 1995年06月20日
要約:
【要約】【目的】 低温粘度特性を改良した植物油ベース組成物を提供すること。【構成】 (A)少なくとも1種の植物性トリグリセリド油;(B)少なくとも1種の動物油トリグリセリドまたは植物油トリグリセリドと、アルコールまたはフェノール R4OHとのエステル交換によるエステル;(C)流動点降下剤;(D)少なくとも1種の性能添加剤;および必要に応じて(E)少なくとも1種のオイルを含有する組成物。
請求項(抜粋):
以下の(A)、(B)、(C)、(D)、および、必要に応じて(E)を含有する組成物:(A)次式の少なくとも1種の植物性トリグリセリド油:【化1】ここで、R1、R2およびR3は、少なくとも60パーセントのモノ不飽和特性を有し、そして約6個〜約24個の炭素原子を含有する脂肪族ヒドロカルビル基である;(B)次式の少なくとも1種の動物油トリグリセリドまたは植物油トリグリセリドと、アルコールまたはフェノール R4OHとのエステル交換によるエステル:【化2】ここで、R1、R2およびR3は、約6個〜約24個の炭素原子を含有する脂肪族基であり、そしてR4は、1個〜約10個の炭素原子を含有する脂肪族基、または6個〜約50個の炭素原子を含有する芳香族基または置換芳香族基である;(C)流動点降下剤;(D)以下の(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)および(14)からなる群から選択される少なくとも1種の性能添加剤:(1)次式の少なくとも1種のアルキルフェノール:【化3】ここで、R11は、1個から約24個までの炭素原子を含有するアルキル基であり、そしてaは、1から5までの整数である;(2)次式のベンゾトリアゾール:【化4】ここで、R12は、水素、または1個から約24個までの炭素原子を有するアルキル基である;(3)次式のホスファチド:【化5】ここで、R13およびR14は、8個〜約24個の炭素原子を含有する脂肪族ヒドロカルビル基であり、そしてGは、水素および以下の基からなる群から選択される:【化6】(4)次式のチオカーバメート:【化7】ここで、R15は、1個〜約24個の炭素原子を含有するアルキル基、フェニル基またはアルキルフェニル基であり、ここで、該アルキル基は、1個〜約18個の炭素原子を含有し、そしてR16およびR17は、水素、または1個〜約6個の炭素原子を含有するアルキル基であるが、但し、R16およびR17の両方が水素になることはない;(5)次式のクエン酸およびクエン酸誘導体:【化8】ここで、R18、R19およびR20は、独立して、水素、または1個〜約12個の炭素原子を含有する脂肪族ヒドロカルビル基、または6個〜約50個の炭素原子を含有する芳香族基または置換芳香族基であるが、但し、R18、R19およびR20の少なくとも1個は、脂肪族ヒドロカルビル基である;(6)次式のカップリングしたリン含有アミド:【化9】ここで、X1、X2およびX3は、独立して、酸素またはイオウであり;ここで、R21およびR22は、独立して、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルベースのオキシ、6個〜約22個の炭素原子を含有するヒドロカルビル部分、または4個〜約34個の炭素原子を有するヒドロカルビルベースのチオである;ここで、R23、R24、R25およびR26は、独立して、水素、または1個〜約22個の炭素原子を有するアルキル、または6個〜約34個の原子を有する芳香族、アルキル置換芳香族または芳香族置換アルキルである;ここで、nは0または1;ここで、n'は2または3;ここで、R27は水素;そしてn'が2のとき、R28は、以下からなる群から選択される:【化10】ここで、Rは、1個〜12個の炭素原子を含有するアルキレンまたはアルキリデン形状のアルキル部分であり、そしてR'は、1個〜60個の炭素原子を含有するアルキル部分、アルキレン、アルキリデンまたはカルボキシルであり、そしてn'が3のとき、R28は、以下である:【化11】(7)次式のリン含有酸とアクリル酸メチルとを等モル量で反応させることにより形成したアクリル酸メチル誘導体:【化12】ここで、X1およびX2は、酸素またはイオウであり、そしてR29およびR30は、それぞれ独立して、ヒドロカルビル基、ヒドロカルビルベースのチオ基、または好ましくは、ヒドロカルビルベースのオキシ基であって、ここで、該ヒドロカルビル部分は、1個〜約30個の炭素原子を含有し、残りの酸性は、各20〜25モルのリン含有酸に対し、1モルのプロピレンオキシドで中和される;(8)金属オーバーベース化組成物;(9)カルボン酸分散剤組成物;(10)以下の(a)および(b)を含む窒素含有有機組成物:(a)少なくとも10個の脂肪族炭素原子の置換基を有するアシル化窒素含有化合物であって、該化合物は、カルボン酸アシル化剤と、少なくとも1個の-NH基を含有する少なくとも1種のアミノ化合物とを反応させることにより製造され、該アシル化剤は、イミド結合、アミド結合、アミジン結合またはアシルオキシアンモニウム結合を介して、該アミノ化合物と結合される;および(b)以下の一般式の少なくとも1種のアミノフェノール:【化13】ここで、R37は、約30個〜約750個の脂肪族炭素原子を含有し、そしてC2〜C10オレフィンのホモポリマーまたはインターポリマーから製造される実質的に飽和な炭化水素ベースの置換基であり;a、bおよびcは、それぞれ独立して、1から、Ar中に存在する芳香核の数の3倍までの整数であるが、但し、a、bおよびcの合計は、Arの満たされていない原子価を越えず;そしてArは、以下からなる群から選択される0個〜3個の任意の置換基を有する芳香族部分である:低級アルキル、低級アルコキシル、ニトロ、ハロ、または2種またはそれ以上の該置換基の組合せ;(11)次式の亜鉛塩:【化14】ここで、R43およびR44は、独立して、約3個〜約20個の炭素原子を含有するヒドロカルビル基である;(12)1個の二重結合および2個〜50個の炭素原子を含有するオレフィンとイオウまたはハロゲン化イオウ錯体とを反応させることにより調製される硫化オレフィンである硫化組成物;(13)少なくとも1種の粘度指数改良剤;および(14)次式の少なくとも1種の芳香族アミン:【化15】ここで、R51は、【化16】であり、そしてR52およびR53は、独立して、水素、または1個から約24個までの炭素原子を含有するアルキル基である;および必要に応じて、(E)以下の(1)、(2)、(3)および(4)からなる群から選択される少なくとも1種のオイル:(1)次式のモノカルボン酸、R54COOHまたは次式のジカルボン酸と、【化17】次式のアルコールR56(OH)nとの反応を包含する合成のエステル基油:ここで、R54は、約4個〜約24個の炭素原子を含有するヒドロカルビル基であり、R55は、水素、または約4個〜約50個の炭素原子を含有するヒドロカルビル基であり、R56は、1個〜約24個の炭素原子を含有するヒドロカルビル基であり、mは、0〜約6の整数であり、そしてnは、1〜約6の整数である;(2)鉱油;(3)ポリα-オレフィン;および(4)植物油。
IPC (13件):
C10M169/04 ,  C10M105:38 ,  C10M129:10 ,  C10M133:58 ,  C10M137:12 ,  C10M133:04 ,  C10M135:18 ,  C10M129:76 ,  C10N 20:00 ,  C10N 20:02 ,  C10N 40:04 ,  C10N 40:25 ,  C10N 40:26
引用特許:
審査官引用 (12件)
  • 特開昭58-104999
  • 特開昭59-227980
  • 特公昭51-028289
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