特許
J-GLOBAL ID:200903019290782790

内燃機関の可変バルブタイミング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-137576
公開番号(公開出願番号):特開平8-004510
出願日: 1994年06月20日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】バルブタイミング調整機構の分解・組付け時に作動用液体がシールに付着したり、内燃機関の運転時に液体がシールから洩れたりしてもタイミングベルトに付着するのを防止し、液体付着による同ベルトの劣化を防止する。【構成】可変バルブタイミング装置はバルブタイミング調整機構(VVT)11 、仕切り部材27、オイルシール33及び突部36を備える。仕切り部材27は透孔28においてボス部6 の外周囲に非接触状態で配置され、カムシャフト1 近傍の空間を第1収容室31及び第2収容室32に仕切る。オイルシール33はボス部6 の外周面に接触した状態で第1収容室31内に配設されている。突部36は透孔28及びオイルシール33間においてカムシャフト1 の外径方向に延在する段差面37を有する。突部36は、VVT11 の分解・組付けに際しオイルシール33の前面に付着した作動油等が、ボス部6 の外周面に沿って流動して透孔28に至るのを段差面37にて規制する。
請求項(抜粋):
カムシャフトをシリンダヘッドに回転可能に支持するとともに、外周にタイミングベルトが掛装されたタイミングプーリを、その中心部分のボス部において前記カムシャフトの外周に設け、クランクシャフトの回転を前記タイミングベルト及びタイミングプーリを介してカムシャフトに伝達し、そのカムシャフトの回転によりバルブを作動させるようにした内燃機関に用いられるものであって、前記シリンダヘッド及びカムシャフトを流通する液体の圧力を利用することにより、前記タイミングプーリに対するカムシャフトの回転位相を変化させ、前記バルブの作動タイミングを調整するバルブタイミング調整機構と、前記ボス部を挿通可能にした透孔を有し、その透孔においてボス部の周囲に非接触状態で配置され、カムシャフト近傍の空間を、シリンダヘッドを収容する第1収容室と、タイミングベルトを収容する第2収容室とに仕切る仕切り部材と、前記バルブタイミング調整機構の作動のための液体がタイミングベルトに付着するのを防止すべく、前記タイミングプーリのボス部に接触した状態で第1収容室内に配設され、前記液体がボス部の外周面に沿って第2収容室側へ流動するのを規制するシールと、前記ボス部の外周に設けられ、そのボス部よりも大径状をなすとともに、前記仕切り部材の透孔及びシール間においてカムシャフトの外径方向に延在する段差面を有する突部とを備えた内燃機関の可変バルブタイミング装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-102305

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