特許
J-GLOBAL ID:200903019304542703

溶接熱影響部の靱性に優れた鋼板の品質管理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 悦一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-229252
公開番号(公開出願番号):特開2003-042916
出願日: 2001年07月30日
公開日(公表日): 2003年02月13日
要約:
【要約】酸化物等の微細分散でHAZ靱性を向上させた鋼材の品質管理およびその鋼材を多層溶接部に用いたときの施工条件決定を効率よく行う方法を提供する。【課題】 酸化物を利用したHAZ靱性に優れた鋼材は、鋼材成分が所定の範囲内にあるだけでなく酸化物が微細に分散していることが必要であるが、これを確かめる効率よい品質管理方法と、それをパス間温度が非常に高くなる多層溶接に用いるときの効率よい管理方法を提供する。【解決手段】 酸化物微細分散を確認する方法として、再現熱サイクル試験を実施し、そのシャルピー衝撃値または旧γ粒径で品質管理を実施する。多層溶接の場合は熱履歴パラメーターを定め、その値が同じになるように1パス溶接の入熱量を実効入熱量と定義し、その実効入熱量の値を用いて再現熱サイクル試験を実施して鋼材の品質管理や多層溶接の施工条件を管理する。
請求項(抜粋):
溶接熱影響部の靱性に優れた鋼材の品質管理方法において、該鋼材から試験片を採取し、最高加熱温度が1250°Cから1450°Cの間にあり、その後の100°Cまでの冷却過程において800°Cから500°Cまでの冷却時間が50秒から300秒であるような再現熱サイクルを実施し、該試験片の0°Cシャルピー衝撃値が27Jから100J以下のあらかじめ定められた値より高いか否かで該鋼材が溶接されたときの溶接熱影響部の靱性特性を評価することを特徴とする溶接熱影響部の靱性に優れた鋼材の品質管理方法。
IPC (4件):
G01N 3/31 ,  B23K 9/095 501 ,  B23K 9/095 ,  C22C 38/00 301
FI (4件):
G01N 3/31 A ,  B23K 9/095 501 B ,  B23K 9/095 501 G ,  C22C 38/00 301 B
Fターム (7件):
2G061AA14 ,  2G061AB04 ,  2G061BA04 ,  2G061CA02 ,  2G061CB02 ,  2G061EA01 ,  2G061EC02

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