特許
J-GLOBAL ID:200903019307337744

切断加工機を使用する方法、及び切断加工機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-063258
公開番号(公開出願番号):特開平10-249638
出願日: 1997年03月17日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 切断加工終了時に、素材を切断位置に対して離反せしめることなく、鋸刃ハウジングを切断方向へ駆動させる際において素材、製品との干渉による帯鋸刃のチッピングを防止する。【解決手段】 切断加工が終了した後に、製品を挟持した状態のもとでフロントバイス装置を搬送方向へ往動させて、各鋸刃ガイドにおける前側インサートを後側インサートに対して離反せしめて帯鋸刃における切断作用を奏する部分の刃先を切断方向側から前寄りに傾斜せしめる。
請求項(抜粋):
ワーク搬送領域における切断位置よりも前側に素材における製品に相当する部分又は製品を挟持するフロントバイス装置を搬送方向へ往復動可能に設けると共に、ワーク搬送領域における切断位置よりも後側に素材を挟持するリアバイス装置を搬送方向へ往復動可能に設け、竪型の鋸刃ハウジングを上記搬送方向に対して直交する切断方向へ往復動可能に設け、かつ鋸刃ハウジングを切断方向へ往復動することにより上記ワーク搬送領域に進退可能に構成し、この鋸刃ハウジングにエンドレス状の帯鋸刃を支持しかつ上下に離隔した従動用鋸刃ホイールと駆動用鋸刃ホイールをそれぞれ回転可能に設け、各鋸刃ホイールの後部側が前部側よりも切断方向側に位置するように各鋸刃ホイールのホイール軸を傾斜して構成し、各鋸刃ホイールにおける切断方向側の反対側に上記帯鋸刃の背部を支持するフランジ部を備え、上記鋸刃ハウジングに帯鋸刃を走行方向へ移動自在に支持する一対の鋸刃ガイドを上下に離隔して設け、各鋸刃ガイドは、切断作用を奏する部分の刃先が切断方向側を指向するようにひねった状態の下で帯鋸刃の胴部を挟むように支持する前側インサートと後側インサートを前後に備え、各鋸刃ガイドにおける前側インサートを後側インサートに対して接近離反する方向へ移動可能に構成してなる切断加工機において、この切断加工機を使用する方法にして、以下の工程を備えてなることを特徴とする。(i)素材を挟持した状態の下で前記リアバイス装置を搬送方向へ往動させて素材における被切断部を切断位置に位置せしめ、前記フロントバイス装置により素材における製品に相当する部分を挟持する工程と、(ii)上記(i)工程が終了した後に、前記駆動用鋸刃ホイール及び前記従動用鋸刃ホイールを回転により前記帯鋸刃を走行させた状態の下で前記鋸刃ハウジングを切断方向へ往動させて、素材における被切断部に対して切断加工を行って素材から製品を取出す工程と、(iii)上記(ii)工程が終了した後に、製品を挟持した状態の下で前記フロントバイス装置を搬送方向へ往動させて、前記各鋸刃ガイドにおける前記前側インサートを前記後側インサートに対して離反せしめて前記帯鋸刃における切断作用を奏する部分の刃先を切断方向側から前寄りに傾斜せしめる工程と、(iv)上記(iii)工程が終了した後に、鋸刃ハウジングを切断方向へ復動させて素材及び製品に対して離反せしめる工程。
IPC (2件):
B23D 55/04 ,  B23D 55/08
FI (2件):
B23D 55/04 E ,  B23D 55/08 D

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