特許
J-GLOBAL ID:200903019323478730

沸騰冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-006255
公開番号(公開出願番号):特開平10-098142
出願日: 1997年01月17日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】【課題】 複数の放熱通路からなる放熱器を有するものにおいて、各放熱通路への液相冷媒の侵入を抑制して、各放熱通路の放熱量の低下を防止する。【解決手段】 発熱体2が固定された冷媒槽3、熱を受けて一部が沸騰気化する冷媒、沸騰気化した冷媒の熱を放熱する放熱器4を備える。ここで、放熱器4は、冷媒槽3における流出口35に連設され自身の内径よりも小口径の小口径開口部411を有する返戻室461を備える。返戻室461は混合冷媒のうちの液体冷媒を小口径開口部411で塞き止める。塞き止められた液体冷媒は、返戻通路421を通って冷媒槽3へ戻される。気体冷媒と共に上昇してくる液体冷媒の放熱通路42への侵入は小口径部分で抑制されるため、放熱通路内では、気体冷媒が直接壁面に伝熱する。これにより、放熱量の低下を防止する。
請求項(抜粋):
高温媒体からの熱を受熱して一部が沸騰気化して気体冷媒となる液体冷媒が内部に収容され、気化した前記気体冷媒と前記液体冷媒との混合冷媒を流出する冷媒槽(3)、及び前記冷媒槽と連通して設けられ、前記混合冷媒が前記冷媒槽から流入され、前記混合冷媒の熱を低温媒体へ放熱させることで前記気体冷媒を凝縮液化させ、前記液体冷媒と前記凝縮液化された冷媒とを前記冷媒槽へ戻す放熱器(4)を備え、前記放熱器(4)は、前記冷媒槽(3)から前記混合冷媒が流入されるとともに、前記混合冷媒の移動方向に大口径部分(r1)と小口径部分(r2)とが交互に形成される流入側通路(44、461)、前記冷媒槽(3)へ前記冷媒を流出する流出側通路(45、471)、及び、前記流入側通路と前記流入側通路とを連通させる複数の放熱通路(421、42)を有することを特徴とする沸騰冷却装置。
IPC (2件):
H01L 23/427 ,  H05K 7/20
FI (2件):
H01L 23/46 A ,  H05K 7/20 Q
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平4-322453
  • 特開昭54-014169
  • 特開昭54-158871
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