特許
J-GLOBAL ID:200903019335452974

ループバックセル制御システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 喜平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-239310
公開番号(公開出願番号):特開平10-084357
出願日: 1996年09月10日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】【課題】 ATM交換ネットワークのループバック試験において、個々の伝送路の遅延時間をも監視できるループバックセル制御システムを提供する。【解決手段】 ループバックセルを伝送路に送信し、折返点での折り返し時刻を書き込んで、特定の経路を一巡した折り返しループバックセルを受信し、正常性を確認してから、送信時刻と受信時刻から全体の、送信時刻と折り返し時刻から往路の、折り返し時刻と受信時刻から復路の、各遅延時間を算出し、各々が基準時間より遅れれば警報をする。各通過点での通過時刻を、ループバックセルまたは折り返しループバックセルの未使用領域に書き込み、また、未使用領域に空きがある限り書き加えて通過させ、往路および復路の伝送路における始点、通過点および折返点相互間の各遅延時間をも算出する。
請求項(抜粋):
ループバックに関する情報をATMセルの所定フォーマットに基づきループバックセルとして形成し、この情報に従って送受信、または通過もしくは折り返しを制御してループバックセルを伝送する複数のATM装置と、これらATM装置相互間を繋ぐ往復の伝送路とをATM通信ネットワークに備え、始点となるATM装置からループバックセルを伝送路に送信し、ATM通信ネットワーク内における所定の経路を一巡させて受信しループバック試験を行うループバックセル制御システムにおいて、要求に従い現在時刻を通知するとともに、ループバックセルの送信通知を受けて経過時間の計測を開始し受信通知を受けて計測を停止し、この経過時間が所定の基準時間より遅れればタイムアウトを通知する時間管理手段と、ループバック試験の始点となる場合、ループバックセルを往路の伝送路に送信し、送信通知を時間管理手段に送出し現在時刻を取得して送信時刻とする一方、ループバックセルの折返点となる場合、このループバックセルに折り返し時刻を書き込んで折り返しループバックセルとし伝送路に送信するが、通過点となる場合、これらループバックセルまたは折り返しループバックセルを通過させ、また、ループバックセルの終点となる場合、受信した折り返しループバックセルにおいて正常性を確認してから、受信通知を時間管理手段に送出し現在時刻を取得して受信時刻としつつ、折り返しループバックセルから折り返し時刻を読み取るループバック制御手段と、ループバックセルの送信時刻をループバック制御手段から導入して保持し、折り返し時刻と受信時刻も導入して、この折り返し時刻から往路の遅延時間を算出し、この受信時刻から復路の遅延時間を算出して、それぞれ所定の基準時間より遅れれば警報を発する経路遅延計測手段とをそれぞれのATM装置に設けることを特徴とするループバックセル制御システム。
IPC (3件):
H04L 12/28 ,  H04L 12/26 ,  H04Q 3/00
FI (3件):
H04L 11/20 D ,  H04Q 3/00 ,  H04L 11/12
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-071748

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