特許
J-GLOBAL ID:200903019340290222

排煙脱硫装置運転性能評価方法および排煙脱硫装置制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-346296
公開番号(公開出願番号):特開平5-177113
出願日: 1991年12月27日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】 充分な精度を持ち、かつ簡便な方法で脱硫装置の性能を推算できる排煙脱硫装置運転性能評価方法とそれを用いる制御方法を提供すること。【構成】 脱硫剤を低温部(200°C以下)2に供給し、ボイラ排ガス中のSO2と反応させ、その一部がSO2と反応した未反応脱硫剤を含む脱硫剤を集塵装置5で回収し、燃焼灰を中温部(500〜900°C)に供給口9から供給し、SO2と反応させる脱硫方法において、(a)中温部で反応した脱硫剤の500°C以下の領域での脱硫反応を無視し(b)中温部での脱硫率は、中温部での単位時間当たりの(未反応脱硫剤の供給モル数)/(排ガス中のSO2モル数)(As/S)及び排ガス中のSO2濃度により予め評価した中温部単独の脱硫率から決定し(c)低温部での脱硫率は、中温部での脱硫による排ガス中SO2濃度低下、低温部でのAs/S及び低温部の相対湿度により決定することで総合脱硫率を求める。
請求項(抜粋):
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物又は炭酸塩のうち一種類以上を脱硫剤として用い、燃焼装置から排出される排ガス路の温度200°C以下の低温脱硫部に供給し、排ガス中の硫黄酸化物(SO2)と反応させ、その一部が排ガス中のSO2と反応した未反応脱硫剤を含む脱硫剤を集塵装置で回収した後、回収した未反応脱硫剤を含む燃焼灰を温度500〜900°Cの中温脱硫部に供給し、排ガス中のSO2と反応させる排煙脱硫方法において、(a)中温脱硫部で反応した脱硫剤の低温脱硫部を含む温度500°C以下の領域での脱硫反応を無視する(b)集塵装置で回収され、中温脱硫部に供給される脱硫剤の脱硫率は、中温脱硫部での単位時間当たりの(未反応脱硫剤の供給モル数)/(排ガス中のSO2モル数)及び排ガス中のSO2濃度をパラメータとして予め評価しておいた中温脱硫部単独の脱硫率から決定する(c)低温脱硫部での脱硫率は、低温脱硫部での単位時間当たりの(脱硫剤供給モル数)/(排ガス中のSO2モル数)及び低温脱硫部の相対湿度をパラメータとして決定し、排ガス中のSO2濃度をパラメータとしない、ことを条件として総合脱硫率を求め、排煙脱硫装置の運転性能を評価することを特徴とする排煙脱硫装置運転性能評価方法。

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