特許
J-GLOBAL ID:200903019348877060

密閉型電動圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石原 芳朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-207722
公開番号(公開出願番号):特開平9-184492
出願日: 1987年08月21日
公開日(公表日): 1997年07月15日
要約:
【要約】【課題】 スクロール部材の放射方向での自動的な負荷軽減を得させる駆動機構を、加工が容易であると共に旋回スクロール部材の旋回支承面の面積を大とし、且つ、単純な構造の潤滑油供給機構により潤滑できるように、構成する。【解決手段】 旋回スクロール部材に環状のハブ118を設けると共に、該ハブの穴120に支承させた駆動ブッシュ122と該ブッシュの開口124中に配置したクランク軸端の偏心クランクピン126とに、互いに係合する駆動用の平坦面123,128を設けた。平坦面同士の係合により同面に平行する方向に沿いブッシュ及びハブを摺動可能とし、旋回スクロール部材の放射方向への動きを許容した。潤滑油供給用の通路端の開口94aをクランクピン端面に配置し、油をクランク軸回転による遠心力で径路125に沿い放射方向の外向きに放出させ、駆動機構に供給する。ブッシュは端面中に、油を集め誘導する凹み131を有するのが好ましい。
請求項(抜粋):
密閉型電動圧縮機であって、(a)密閉された外殻(12)、(b)この外殻(12)内に配置されていてそれぞれが螺旋翼(35,37)を有する第1及び第2のスクロール部材(34,36)であって、互いに向き合わせて配置され上記両螺旋翼を、第1のスクロール部材(34)が第2のスクロール部材(36)に対し相対的に旋回せしめられるとき両スクロール部材の中心部に向けて容積を減少して行く流体ポケットが該両螺旋翼(35,37)間に形成されるように噛合わせある第1及び第2のスクロール部材(34,36)、(c)第1のスクロール部材(34)に、軸線方向でみて該スクロール部材の螺旋翼(35)の反対側で設けてある環状のハブ(118)であって、中心部に穴(120)を有するハブ(118)、(d)上記穴(120)に支承させてあり、内面上に平坦な被駆動面(123)を設けてある開口(124)を中心部に有する環状の駆動ブッシュ(122)、及び(e)上記開口(124)中に配置された偏心クランクピン(126)を有するクランク軸(28)であって、該クランクピンがその周面に、上記被駆動面(123)に対し係合して第1のスクロール部材(34)を旋回動させる平坦な駆動面(128)を有するクランク軸(28)、を備えていて、上記した平坦な駆動面(128)及び被駆動面(123)によって該両面に対し平行する方向に沿い上記した駆動ブッシュ(122)及びハブ(118)が制限された範囲内でクランク軸に対し相対的に、第1及び第2のスクロール部材(34,36)の放射方向での負荷軽減を得させるように摺動可能であり、さらに、(f)上記外殻(12)内に配置され上記クランク軸(28)に対し、該クランク軸を駆動するように接続してあるモータ(18)、を備えた密閉型電動圧縮機。
IPC (5件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F01C 1/02 ,  F01C 21/04 ,  F04C 29/02 351
FI (6件):
F04C 18/02 311 N ,  F04C 18/02 311 G ,  F04C 18/02 311 Y ,  F01C 1/02 A ,  F01C 21/04 Z ,  F04C 29/02 351 B
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭62-162786

前のページに戻る