特許
J-GLOBAL ID:200903019355092435

基質の定量法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 和郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-172766
公開番号(公開出願番号):特開平11-344462
出願日: 1998年06月19日
公開日(公表日): 1999年12月14日
要約:
【要約】【課題】 易酸化性物質などの妨害物質の影響を軽減し、信頼性の高い基質の定量法を提供する。【解決手段】 絶縁性基板上に形成された作用極および対極を含む電極系、電極系上に設けられた少なくとも酸化還元酵素と電子伝達体を含有する反応層を有するバイオセンサを用い、反応層における酵素反応の結果生じた電子伝達体の還元量を電気化学的に計測することにより、試料液の基質濃度を定量する方法において、妨害物質検知電極として第3の電極を反応層から離して設け、対極と第3の電極との間の電気的変化で試料液供給を検知する。そして、対極と第3の電極との間に生じた電流を測定し、これを正の誤差とする。その後、作用極と第3の電極との間の電圧印加を解除し、作用極と対極との間に電子伝達体の還元体を酸化する電圧を印加して、両電極間に生じた電流を測定する。
請求項(抜粋):
電気絶縁性基板と、前記基板上に形成された作用極、対極、および、妨害物質検知電極として使用される第3の電極を有する電極系と、第3の電極を除く電極系上に設けられた、少なくとも酸化還元酵素と電子伝達体を含有する反応層からなるバイオセンサを用いて、試料液に含まれる基質と酸化還元酵素とを反応させる際に生成する電子によって電子伝達体を還元し、その電子伝達体の還元量を電気化学的に計測することにより、試料液中の基質の濃度を定量する方法であって、対極と第3の電極との間に電圧を印加する工程、試料液を反応層に供給する工程、試料液の反応層への供給によって生じた、対極と第3の電極との間の電気的変化を検知する工程、前記の検知する工程の後、対極と第3の電極との間に生じた電流を測定する工程、前記の測定する工程の後、対極と第3の電極との間の電圧印加を解除する工程、作用極と対極との間に電圧を印加する工程、およびその後、対極と作用極との間に生じた電流を測定する工程、を包含することを特徴とする基質の定量法。
IPC (2件):
G01N 27/327 ,  G01N 27/416
FI (2件):
G01N 27/30 353 R ,  G01N 27/46 336 B
引用特許:
出願人引用 (2件)

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