特許
J-GLOBAL ID:200903019379695920

製塩工程の副産物である苦汁を利用した産業廃水処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高山 敏夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-340839
公開番号(公開出願番号):特開平8-117761
出願日: 1994年12月24日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 産業廃水を処理するに当たり製塩工程の副産物の苦汁を用いて色度、有機物質、浮遊固形物、燐化合物あるいは窒素化合物等を効果的に除去し且つ処理コストを低廉にする。【構成】 イオン交換膜法等を使用する機械的塩製造工程で生じた苦汁、天日塩製造工程で発生した苦汁、岩塩あるいは天日塩から精製塩製造時に発生した苦汁、機械的塩、天日塩、精製塩保管中に発生した苦汁をそのまま用いるか、あるいは脱ブロム、蒸発濃縮、濾過等で精製し、これをアルカリ剤を使用してpH=10以上に維持した上、紡織廃水、染色廃水、染料廃水、皮革廃水、印刷廃水、製紙廃水、食品廃水、パルプ廃水、精油廃水、下水末端処理場廃水等の産業廃水に注入して、この溶液を数分間撹拌した後、凝集沈殿ないしは沈殿溶液の濾過により色度、燐、窒素、濁度、浮遊固形物、硫黄、有機物等を低減せしめる。
請求項(抜粋):
製塩工程の副産物である1)イオン交換膜法と多重効用蒸発管法等を併用する機械式塩製造工程で発生した苦汁と2)天日塩製造工程で発生した苦汁と3)岩塩若しくは天日塩から精製塩製造時にある製造工程で発生した苦汁と4)機械式塩、天日塩、精製塩保管中に発生する苦汁または5)その他の塩製造、保管過程中に発生した苦汁からなる群の内一以上の苦汁をそのまま若しくは脱ブローム、蒸発濃縮、粉末化、あるいは濾過等または同等の処理からなる群の内一以上の処理をもつてこれを生石灰、消石灰、苛性ソーダまたは同等の処理からなる群の内一以上のアルカリ剤を単独または併用してpH=8以上に維持した染色廃水、染料廃水、皮革廃水、印刷廃水、製紙廃水、食品廃水、パルプ廃水、化学廃水または同等の廃水からなる群の内一以上の産業廃水に(元の廃水pHが10以上である場合は生石灰、消石灰、苛性ソーダまたは同等物からなる群の内一以上のアルカリ剤を用いないこともできる)注入し(廃水性状に応じて凝集効果を高めるために所望に応じて廃水に塩化カルシユーム、石膏、炭酸カルシユームまたは同等物からなる群の内一以上のカルシユーム化合物を適量入れる)、この溶液を数分間撹拌した後、凝集沈殿させ、所望に応じ沈殿溶液を瀘過して色度、総燐、総窒素、濁度、浮遊固形物、硫黄、有機物または同等物からなる群の内一以上を低減することを特徴とする製塩工程の副産物を利用した産業廃水処理方法。
IPC (2件):
C02F 1/52 ,  B01D 21/01 102
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開昭49-010870
  • 特開昭48-021668
  • 特開昭52-004647
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