特許
J-GLOBAL ID:200903019410006322

低流出高流量急速結合弁アセンブリ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下田 容一郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-521238
公開番号(公開出願番号):特表平11-500517
出願日: 1996年01月05日
公開日(公表日): 1999年01月12日
要約:
【要約】高流量低流出急速結合弁アセンブリ(40)は、加圧された大径の流体管への接続に用いられる。該弁アセンブリは雌カップリング(44)と雄カップリング(42)とを具備し、両カップリングはそれぞれ流体通路を画成する。雄雌の両カップリング弁は、弁アセンブリの係止に用いる連結力及び弁アセンブリの解放に用いる解放力を最小とするため流体圧が均衡している。流体漏れは最小となる。弁アセンブリにおける全スプリング部材(80,140)は流体通路から離れている。また、弁アセンブリは、雄カップリングの内側本体と外側本体との間及び雌カップリングの内側本体と流体導管アダプタとの間に、或は雄カップリングの内側及び外側本体の端面間及び雌カップリングの内側本体及び流体導管アダプタの端面間に、複数の静止シールを有する。この静止シールは、弁アセンブリの組立時に変形し、シールを形成する。弁アセンブリは、好ましくは、流体通路の外側に配設されるスプリング部材を除いて、全てプラスチック材で形成する。
請求項(抜粋):
雌カップリングと、雄カップリングと、クリップアセンブリと、通気管とから成る結合弁アセンブリであって、 前記雌カップリングは、 前端部と後端部とを有する雌カップリング外側本体と、 前端部と後端部とを有し、前記雌カップリング外側本体内に保持され、雌カップリング流体通路を内部に形成し、前記前端部近傍の周壁に流体開口を有する雌カップリング内側本体と、 前記結合弁アセンブリの長手軸に沿って往復動可能に前記雌カップリング外側本体と前記雌カップリング内側本体との間に収容されている雌カップリングスライド弁と、 前記雌カップリング内側及び外側本体間に配設され、前記雌カップリングスライド弁を前記外側本体の前記前端部に向かって常時付勢する雌カップリングスプリングと、を含み、 前記雌カップリングスライド弁及び前記雌カップリング内側本体は、前記雌カップリングスライド弁が前記雌カップリング前端部に付勢されているときに前記流体開口を遮断する液密シールを形成し、もって前記雌カップリングスライド弁が前記流体開口を常時閉じることにより、前記雌カップリングは常時閉じた状態となって流体の流動を禁止し、前記雌カップリングスプリングは前記雌カップリング流体通路から隔絶しており、 前記雄カップリングは、 前端部と後端部とを有する雄カップリング外側本体と、 前端部と後端部とを有し、前記雄カップリング外側本体内に保持された雄カップリング内側本体と、 前端部分と後端部分とを具備し、前記結合弁アセンブリの長手軸に沿って往復動可能に前記雄カップリング内側本体に収容されている雄カップリングスライド弁と、 前記雄カップリングスライド弁の前記前端部分と前記雄カップリング内側本体の前記後端部との間の前記雄カップリングスライド弁の内側に設けられ、前記雄カップリングスライド弁を前記雄カップリング外側本体の前記前端部分に向かって付勢する雄カップリングスプリングと、 前記雄カップリングスライド弁を前記雄カップリング外側本体内に保持する雄カップリング挿入シートと、 前記雄カップリング内側本体と前記雄カップリング外側本体との間に形成された雄カップリング流体通路と、を含み、 前記雄カップリングスライド弁の前記前端部分及び前記雄カップリング外側本体の前記前端部は、前記雄カップリングスライド弁が前記雄カップリングの前記前端部に常時付勢されている間に液密シールを形成し、もって前記雄カップリングスライド弁が前記雄カップリング外側本体の前記前端部と常時係合することにより、前記雄カップリングは常時閉じた状態となり、前記雄カップリングスプリングは前記雄カップリング流体通路から隔絶しており、 前記クリップアセンブリは、前記雌カップリング流体通路と前記雄カップリング流体通路とが流体連通するように、前記雄カップリングを前記雌カップリング内に解放可能に係止するため前記雌カップリングの前記前端部近傍に配設されており、 前記通気管は、前記結合弁アセンブリの内側と外側との間の圧力が等しくなるように前記結合弁アセンブリの内側と外側との間の圧力を逃がすため前記雄カップリング内側本体及び前記雄カップリング外側本体を貫通している、 ことを特徴とする結合弁アセンブリ。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭58-090098
  • 特開昭58-090098

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