特許
J-GLOBAL ID:200903019467187994

駆動軸

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-094516
公開番号(公開出願番号):特開2000-291684
出願日: 1999年04月01日
公開日(公表日): 2000年10月20日
要約:
【要約】【課題】 所定荷重以上の応力が加わったときの収縮の荷重コントロールがしやすい駆動軸を得る。【解決手段】 雄軸部材4及び雌軸部材5よりなる駆動軸1において、雌軸部材5を、中空チューブ6、カップ状部材7により構成し、カップ状部材7の底壁9の周壁8との境界ラインに沿って脆弱部14を形成する。底壁9に設けたスプライン孔部12を雄軸部材4のスプライン15に嵌合させる。駆動軸1に軸線方向に限界以上の圧縮応力が加わったとき、雄軸部材4の段差肩部16が底壁9に衝合することにより脆弱部14に過剰な剪断応力が加わって破断し、雄軸部材4が中空チューブ6内に突入し、駆動軸1が全体として収縮する。脆弱部14の形状並びに寸法によって収縮の荷重コントロールを行なう。
請求項(抜粋):
一方のユニバーサルジョイントのヨークに連結した雄軸部材と、この雄軸部材のスプライン部とスプライン嵌合するスプライン孔部を設けかつ他方のユニバーサルジョイントのヨークに連結した雌軸部材とよりなる駆動軸において、前記雌軸部材を、a)前記雄軸部材のスプライン部の外側輪郭よりも大きい内径を有する中空のチューブであって、このチューブの一方の端部をユニバーサルジョイントのヨークに連結した中空チューブと、b)前記中空チューブの他方の端部に連結するカップ状部材であって、このカップ状部材の底壁に前記スプライン孔部を形成し、この底壁と周壁との境界ラインに沿って肉薄の脆弱部を設けたカップ状部材とにより構成し、前記雄軸部材には、前記雄軸部材のスプライン部の基端側に半径方向に拡大した段差肩部と、前記スプライン部の周囲に形成した環状溝と、前記環状溝に掛合するスナップリングとを設け、前記カップ状部材のスプライン孔部を前記雄軸部材の前記段差肩部と前記スナップリングとの間に拘束したことを特徴とする駆動軸。

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