特許
J-GLOBAL ID:200903019510805044

機械式過給機付エンジンにおける過給圧算出方法および吸気系の設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-064117
公開番号(公開出願番号):特開平7-269362
出願日: 1994年03月31日
公開日(公表日): 1995年10月17日
要約:
【要約】【目的】 機械式過給機付エンジンにおける過給圧をシミュレーションによって容易に、しかも精度良く求める。またこの方法を利用して吸気系の設計を簡単に行なうことができるようにする。【構成】 機械式過給機を除く吸気系モデルについて状態量を求める。一方、機械式過給機については、吸入側と吐出側とに分けてモデル化し、それぞれ容器の圧力を仮定して状態量を演算し、この演算を上記各圧力の仮定値を更新しつつ繰返し行なうことにより、吸入流量演算値と吐出流量演算値が互いに等しく、かつ、これと過給機特性データによる吐出流量とが同一圧力比、同一過給機回転数の条件下で等しくなる状態を探索し、この状態での状態量を求める。この過給機状態量演算処理と吸気系状態量演算処理とを相互に反映させつつ繰り返す。
請求項(抜粋):
機械式過給機付エンジンのシミュレーションモデルを用いて過給圧を算出する方法であって、機械式過給機を除く吸気管、燃焼室等からなる吸気系を管モデル、容器モデル等のサブモデルの組み合わせとしてモデル化し、この吸気系モデルについて各部の圧力、流量、温度等の状態量を求める吸気系状態量演算処理を行なう一方、機械式過給機を吸入側と吐出側の2つの容器にモデル化し、この過給機吸入側および吐出側の各モデルにつき、容器内の圧力を仮定して、この各容器と吸気管との接続部分における状態量の関係式により吸入流量および吐出流量を演算し、この演算を上記各圧力の仮定値を更新しつつ繰返し行なうことにより、これらの流量演算値が互いに等しくなり、かつ、この流量演算値と予め調べられた過給機単体の特性を示す過給機特性データによる吐出流量とが同一圧力比、同一過給機回転数の条件下で等しくなる状態を探索し、この状態となったときの上記各仮定値および過給機特性データから過給機モデルについての吐出圧力を含む状態量を求め、この過給機モデルについての状態量を求める過給機状態量演算処理と上記吸気系状態量演算処理とを、同一過給機回転数条件下で、相互に演算結果を刻々と反映させつつ、状態量が収束するに至るまで一定の想定時間毎に繰り返すことにより、過給圧およびその他の状態量を求めることを特徴とする機械式過給機付エンジンにおける過給圧算出方法。
IPC (2件):
F02B 33/00 ,  G06F 17/50

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