特許
J-GLOBAL ID:200903019513781782

作業車の制御弁操作構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-169527
公開番号(公開出願番号):特開平5-015205
出願日: 1991年07月10日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 分岐した油路をサービスポートに接続している作業車の制御弁操作構造において、機体側の操作レバーによりリフトアーム用の油圧シリンダ、及びサービスポートに接続される作業装置用の油圧シリンダの両方を支障なく伸縮操作できるようにする。【構成】 操作レバー4の全操作ストロークAにおいてポジション制御手段用の第1範囲A1と、制御弁3の3位置切換用の第2範囲A2を設定して、リフトアーム1が機械的な限界である第1上限位置C1より少し下側の第2上限位置C2以下にある場合に、操作レバー4をA1に操作しているとリフトアーム1用の油圧シリンダ2のポジション制御が行われる。リフトアーム1がC1にある場合には、操作レバー4をA2に操作することにより制御弁3の3位置切換操作が行える。そして、リフトアーム1がC2以下の場合において操作レバー4がA2内に操作されていると、制御弁3が上昇位置3Uに操作保持される。
請求項(抜粋):
作業装置昇降操作用のリフトアーム(1)と、このリフトアーム(1)を上下に揺動駆動する油圧シリンダ(2)と、この油圧シリンダ(2)に作動油を給排操作する制御弁(3)と、前記リフトアーム(1)の上下角度を検出する角度センサー(6)と、前記リフトアーム(1)用の操作レバー(4)と、この操作レバー(4)の操作位置を検出する位置センサー(5)と、前記位置センサー(5)及び角度センサー(6)の検出値に基づき前記制御弁(3)を切換操作する制御装置(7)とを備えると共に、前記制御弁(3)から油圧シリンダ(2)への油路(9)の途中から別の油路(10)を分岐させ、この分岐した油路(10)をサービスポート(11)に接続している作業車の制御弁操作構造であって、以下の〔イ〕〜〔ニ〕に記載の構成を備えている作業車の制御弁操作構造。〔イ〕前記操作レバー(4)の全操作ストローク(A)において、下降側のストロークエンドから上昇側のストロークエンドの少し手前の切換位置(B)までの範囲を第1範囲(A1)として、前記切換位置(B)から上昇側のストロークエンドまでの範囲を第2範囲(A2)として、この第1及び第2範囲(A1),(A2)を前記操作レバー(4)及び制御装置(7)に設定すると共に、一方の範囲から他方の範囲への操作レバー(4)の操作を接当阻止する状態と、これを許容する状態とに切換自在なストッパー(8)を前記切換位置(B)に備えている。〔ロ〕前記リフトアーム(1)において機械的な限界である第1上限位置(C1)と、これより少し下側の第2上限位置(C2)を前記制御装置(7)に設定して、前記リフトアーム(1)が第2上限位置(C2)以下に在り、且つ、前記操作レバー(4)が第1範囲(A1)内に在る場合に、前記リフトアーム(1)が操作レバー(4)の操作位置に対応する角度となるように前記制御弁(3)を切換操作する第1操作手段を前記制御装置(7)に備えている。〔ハ〕前記制御弁(3)がリフトアーム(1)の下降位置(3D)に操作される下降範囲(D)、中立位置(3N)に操作される中立範囲(N)及び上昇位置(3U)に操作される上昇範囲(U)の3組の範囲を、前記第2範囲(A2)に切換位置(B)側から順に設定して、前記リフトアーム(1)が第1上限位置(C1)に在る場合において前記操作レバー(4)が前記下降範囲(D)、中立範囲(N)及び上昇範囲(U)に操作されると、これに基づいて前記制御弁(3)を切換操作する第2操作手段を前記制御装置(7)に備えている。〔ニ〕前記リフトアーム(1)が第2上限位置(C2)以下の場合において前記操作レバー(4)が第2範囲(A2)内に操作されていると、前記制御弁(3)をリフトアーム(1)の上昇位置(3U)に操作保持する第3操作手段を前記制御装置(7)に備えている。

前のページに戻る