特許
J-GLOBAL ID:200903019562175170

一方向クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-159918
公開番号(公開出願番号):特開平8-028597
出願日: 1994年07月12日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】 耐久性や伝動性能に優れた一方向クラッチを提供する。【構成】 外側回転体1と内側回転体2の間の両回転体1,2の周方向に並ぶ複数個のクラッチ体空間5それぞれに2個の転動体3,4を備えてある。外側回転体1が回動方向Fに回動し出すと、転動体3が外側回転体1との接触ために自転回動して転動体4をクラッチ体空間5の狭い側に移動操作する。これにより、ローラ4が外側回転体1のカム面K1と内側回転体2のカム面K2の間に迅速に噛み込んで外側回転体1と内側回転体2を一体回動可能に連結する。内側回転体2がオーバーランニングする際、外側回転体1に一体成形してあるストッパー1bがローラ3に直接に受け止め作用し、ローラ3の移動限界を設定する。
請求項(抜粋):
外側回転体(1)と内側回転体(2)との間に、前記外側回転体(1)のカム面(K1)と前記内側回転体(2)のカム面(K2)とによって形成されるとともに前記両回転体(1),(2)の周方向に並んでいる複数個のクラッチ体空間(5・・)を設け、前記複数個のクラッチ体空間(5・・)それぞれに、前記両回転体(1),(2)の周方向に並ぶ複数個の転動体(3,4,6)を前記外側回転体(1)の前記カム面(K1)と前記内側回転体(2)の前記カム面(K2)との間隔が前記両回転体(1),(2)の周方向に変化する範囲に配置して備えてあるとともに、前記転動体(3,4,6)に対するストッパー(1b)を前記外側回転体(1)に一体成形し、前記複数個のクラッチ体空間(5・・)それぞれに位置する複数個の転動体(3,4,6)の少なくとも一つ(4)が、前記両カム面(K1),(K2)の間に噛み込んで前記両回転体(1),(2)を一体回動させる伝動入り状態と、前記噛み込みを解除して前記両回転体(1),(2)の相対回動を可能にする伝動切り状態とに切り換わるクラッチ用転動体であり、前記転動体(3,4,6)が前記クラッチ体空間(5)の前記カム面間隔が広い側に移動する際、前記ストッパー(1b)が前記転動体(3)に直接に受け止め作用して前記転動体(3,4,6)の移動限界を設定する一方向クラッチ。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-182634
  • 特開平1-182634

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