特許
J-GLOBAL ID:200903019606569643

受動繊維光学素子の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-220749
公開番号(公開出願番号):特開平8-171026
出願日: 1986年04月19日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 種々の受動繊維光学素子を経済的且つ高精度で大量生産する。【解決手段】 コアガラス3とクラッドガラス5と外側コーティング7とからなる複数本の光ファイバ1を含む受動繊維光学素子の製造法において、ファイバをエッチング処理して外側コーティングを一端から所定長さ除去し、露出部分の一部を円錐形状とそれに連接する円柱状端部となす。続いて、ファイバを互いに並列した状態でエッチング箇所を一端を封止したガラス毛細管中に配置する。加熱減圧してガラス管をファイバに融着せしめ、露出部分を互いに融着させ、単一ファイバの心線径と実質的に等しい円形横断面を有する固体ロッドを形成する。
請求項(抜粋):
それぞれコアガラスの心線と、該コアガラスよりも屈折率の低いクラッドガラスのクラッドと、外側コーティングとを有する少なくとも2本の光ファイバを含んでなる受動繊維光学素子を製造する方法であって、各ファイバの一部を外側コーティングの除去によって該ファイバの一端から所定長さに亘って露出させ、ファイバの該露出部分をエッチング処理に付して各ファイバのエッチングされた部分の一部を円錐形状となし、その後、ファイバがそれらの長さの一部分に沿って互いに接触するよう並列した状態で上記エッチングした箇所をファイバのコアガラスよりも屈折率の低いガラス管中に配置し、熱を加えることによってガラス管をファイバに融着せしめ且つファイバをそれらの露出部分で互いに融着し、該融着ファイバ束に研摩端面を付与する前記方法において、イ)前記エッチング処理によって、各ファイバの露出部分に、円錐形状を与えると共に該円錐部分の細い端に連接する円柱状端部を与え、ロ)前記管が一端を封止した毛細管であり、該管と、その中に挿入したファイバの少なくとも円柱状端部とを熱によって軟化するとともに、管を減圧してその管壁をファイバに向かって潰し、一方、表面張力の作用の下に円形横断面を保ちつつファイバの前記端部を変形せしめてファイバ間の間隙を消滅させ、ファイバのこれらの部分を一纏めにして円形横断面を与え、管と共に円形横断面の固体ロッドを形成し、前記管をファイバの前記端部に熱によって融着し、ハ)前記ロッドの封止端を取り除いてロッド上に端面を形成し、該端面においてはファイバの前記端部の端は、前記端部の前記円形横断面の前記変形後における直径が単一ファイバの心線径と実質的に等しいようになっており、ニ)前記端面を最終的に研摩および仕上げ処理に付し、終局的に融着ファイバヘッドを取得する、ことを特徴とする受動繊維光学素子の製造法。
IPC (2件):
G02B 6/287 ,  G02B 6/04

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