特許
J-GLOBAL ID:200903019626341380

縮退型誘電体共振器を用いた帯域通過フイルタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-202357
公開番号(公開出願番号):特開平7-058516
出願日: 1993年08月16日
公開日(公表日): 1995年03月03日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 単一の誘電体共振器に、同一共振周波数を有して互いに直交した2個の共振モードを含むいわゆる縮退型誘電体共振器に誘電率の不平衡を与えて、2個の共振モードの共振周波数を互いに異ならせ、複同調帯域特性を呈する帯域通過フィルタを極めて小型に構成する。【構成】 (a)に示すように直交対称面S1,S2に45度の角度で斜交する方向にスロットSL1,SL2を入れることにより、(b)と(c)とに示す直交縮退共振モードを相互に結合させ、(d)に示すように、共振角周波数ωeの偶モード共振と共振角周波数ω0の奇モード共振とにより、複同調帯域特性を実現することができ、スロットの大きさによって結合係数を変えることができる。
請求項(抜粋):
互いに直交する2個の対称面(S1 およびS2 )を有し、それぞれの前記対称面(S1 およびS2 )に対して同一形状の断面を有し、前記対称面(S1 およびS2 )に対して偶モードまたは奇モードである縮退型誘電体共振器(D)において、前記対称面(S1 およびS2 )に対してそれぞれ45度の角度をなす平面(S′1 )上における誘電体共振器の誘電率を一部変化させることにより、前記平面(S′1 )および当該平面(S′1 )に直交する他の平面(S′2 )に関して偶モードまたは奇モードをもつ共振周波数を異ならせた新たな誘電体共振器(D′)を周囲が金属壁からなる遮断導波管内に誘電体共振器が接触しない構造にして配置し、前記遮断導波管の一端に一方の前記対称面(S1 )に平行な電界または磁界と結合する入力開孔を設けるとともに、前記遮断導波管の他端に他方の前記対称面(S2 )に平行な電界または磁界に結合する出力開孔を設けて構成したことを特徴とする縮退型誘電体共振器を用いた帯域通過フィルタ。
IPC (3件):
H01P 1/208 ,  H01P 1/20 ,  H01P 7/10
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-165205
  • 特開昭61-156904

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