特許
J-GLOBAL ID:200903019647589187

静電写真用液体現像剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小栗 昌平 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-060243
公開番号(公開出願番号):特開2002-258543
出願日: 2001年03月05日
公開日(公表日): 2002年09月11日
要約:
【要約】【課題】現像-定着工程が迅速化され且つ大版サイズのマスタープレートを用いる電子写真製版システムにおいても、粒子の荷電安定性、分散安定性、再分散性及び定着性に優れ、かつ優れた印刷インク感脂性と耐刷性を可能にする液体現像剤を提供することである。【解決手段】電気抵抗109Ωcm以上、かつ誘電率3.5以下の非水溶媒中に、少なくとも樹脂粒子を分散して成る静電写真用液体現像剤において、上記分散された樹脂粒子が、非水溶媒に可溶であって、重合することにより不溶となる一官能性単量体(A)、アミノ基を含有する一官能性単量体(B)、-PO3H2基、-SO3H基および-SO2H基から選ばれる酸性基を含有する一官能性単量体(C)、マクロモノマー(MA)並びに特定成分を含有含有し且つその重合体の主鎖の一部分が架橋された分散安定用樹脂(P)を含む溶液を重合造粒することによって得られる共重合体樹脂粒子であること。
請求項(抜粋):
電気抵抗109Ωcm以上、かつ誘電率3.5以下の非水溶媒中に、少なくとも樹脂粒子を分散して成る静電写真用液体現像剤において、上記分散された樹脂粒子が、非水溶媒に可溶であって、重合することにより不溶となる一官能性単量体(A)の少なくとも一種、一般式(I)で示されるアミノ基を含有する、単量体(A)と共重合可能な一官能性単量体(B)の少なくとも一種、-PO3H2基、-SO3H基および-SO2H基から選ばれる酸性基を少なくとも1つ含有する、単量体(A)と共重合可能な一官能性単量体(C)の少なくとも一種、下記一般式(II)で示される単量体相当の繰返し単位を含有する重合体の主鎖の一方の末端にのみ下記一般式(IIc)で示される重合性二重結合基を結合して成る質量平均分子量2×104以下である一官能性マクロモノマー(MA)の少なくとも一種、並びに下記一般式(IV)で示される成分を少なくとも含有し、且つその重合体の主鎖の一部分が架橋された、前記非水溶媒に可溶性の分散安定用樹脂(P)の少なくとも一種を含有する溶液を重合造粒することによって得られる共重合体樹脂粒子であることを特徴とする静電写真用液体現像剤。【化1】一般式(I)中、R1及びR2は各々同じでも異なってもよく、水素原子又は炭素数1〜22の炭化水素基を表すか、R1とR2が結合して窒素原子とともに環を形成してもよい。【化2】一般式(II)中:U0は-COO-、-OCO-、-(CH2)rCOO-、-(CH2)rOCO-、-O-、-SO2-、-CONHCOO-、-CONHCONH-、-CON(D11)-、-SO2N(D11)-、またはフェニレン基を表す(ここでD11は水素原子または炭素数1〜22の炭化水素基を示し、rは1〜4の整数を示す)。a1およびa2は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜7の炭化水素基、-COO-D12、または炭化水素基を介した-COO-D12を表す(ここでD12は水素原子または炭素数1〜22の炭化水素基を示す)。D0は、炭素数8〜22の炭化水素基または総原子数8以上(但し、炭素原子又は窒素原子に直接結合する水素原子は除く)の下記一般式(IIa)で示される置換基を表す。一般式(IIa)-(A1-B1)m-(A2-B2)n -D21一般式(IIa)中、D21は水素原子または炭素数1〜22の炭化水素基を表す。B1 およびB2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々-O-、-CO-、-CO2 -、-OCO-、-SO2 -、-N(D22)-、-CON(D22)-または-N(D22)CO-を表す(ここでD22は上記D21と同義である)。mおよびnは、互いに同じでも異なっていてもよく、各々0〜4の整数を表す。ただし、mおよびnが同時に0になることはない。A1 およびA2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々下記一般式(IIb)で示される基及び炭素数1〜18の炭化水素基のうちから選択される少なくとも1つの基を表す。【化3】一般式(IIb)中、B3 およびB4 は、互いに同じでも異なっていてもよく、上記B1 、B2 と同義であり、A4 は炭素数1〜18の炭化水素基を示し、D23は上記D21と同義である。pは0〜4の整数を表す。【化4】一般式(IIc)中、U1 は-COO-、-CONHCOO-、-CONHCONH-、-CONH-またはフェニレン基を表す。a11およびa12は、互いに同じでも異なっていてもよく、式(II)中のa1、a2と同義である。【化5】一般式(IV)中、V0 は-COO-、-OCO-、-(CH2)rCOO-、-(CH2)rOCO-、-O-又は【化6】(ここでXは単なる結合、-O-、-OCO-又は-COO-を表す)を表す。rは1〜12の整数を表す。Lは、炭素数8〜32のアルキル基または炭素数8〜32のアルケニル基を表す。c1およびc2は互いに同じでも異なっていてもよく、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜7の炭化水素基、-COO-D1 、または炭化水素基を介した-COO-D1 を表す(ここでD1は水素原子または炭化水素基を示す)。
Fターム (10件):
2H069AA01 ,  2H069BA00 ,  2H069CA02 ,  2H069CA03 ,  2H069CA04 ,  2H069CA08 ,  2H069CA22 ,  2H069CA23 ,  2H069DA01 ,  2H069FA02

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