特許
J-GLOBAL ID:200903019688822287

固体高分子電解質型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-202943
公開番号(公開出願番号):特開平9-050819
出願日: 1995年08月09日
公開日(公表日): 1997年02月18日
要約:
【要約】【目的】セパレータが有する燃料ガスおよび酸化剤ガスを通流させる通流路の壁面に付着した水滴の除去を可能とする固体高分子電解質型燃料電池を提供する。【構成】セパレータ1は、固体高分子電解質型燃料電池に用いられている従来例のセパレータに対し、マニホールドの使用を止めると共に、貫通穴825A,826Aを、酸化剤ガスを通流させる部分通流路である溝821Aに直接に連通させて形成している。また、セパレータ1が複数有する溝821Aの相互間は、溝821Aと同一の断面形状をした溝11Aによって、酸化剤ガス98の通流に関して互いに直列に接続されている。そうして、セパレータ1が有する貫通穴825B,826Bは、従来例と同様に図示しない熱媒を通流させる溝に連通されているのであるが、これ等の熱媒通流用の溝は、従来例のセパレータの場合とは異なり、貫通穴825Bと貫通穴826Bとの間に熱媒の通流に関して互いに直列に接続されている。
請求項(抜粋):
シート状の固体高分子電解質材の電解質膜と,その両主面のそれぞれに接合された燃料電極膜および酸化剤電極膜とを有し,燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力を発生する燃料電池セルと、燃料電池セルの両主面のそれぞれに対向させて配置されたセパレータとを備え、セパレータは、燃料電池セルに供給される前記のガスがセパレータに流入される流入口と、前記のガスがセパレータから流出される流出口と、セパレータの燃料電池セルと対向される側の面に沿って形成されて前記のガスを通流させると共に,前記の流入口および流出口に連通された通流路とを有し、この通流路は、前記のガスを通流路に通流させる際に発生する圧力降下値が、通流路が持つ水保持力ヘッド値よりも大きくなるように設定されてなる、固体高分子電解質型燃料電池において、セパレータは、燃料電池セルに対向する面に対してほぼ直交し,しかも,互いにほぼ平行する一対の端面を有し、前記の通流路はこの端面にほぼ直交される関係で複数が互いにほぼ平行されて形成された部分通流路を主体として形成され、これ等の部分通流路は、前記のガスの通流に関して互いに直列に接続された部分を有して前記の流入口および流出口に連通されてなることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
IPC (2件):
H01M 8/02 ,  H01M 8/10
FI (3件):
H01M 8/02 R ,  H01M 8/02 B ,  H01M 8/10

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