特許
J-GLOBAL ID:200903019699632420

ポリウレタン弾性繊維

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-274345
公開番号(公開出願番号):特開平6-123008
出願日: 1992年10月13日
公開日(公表日): 1994年05月06日
要約:
【要約】【目的】 耐塩素性や耐光性に優れかつ弾性回復性、耐熱性、耐熱水性のすべてに優れるとともに、ポリエステル繊維と同時に高温高圧染色がで、かつ特に強伸度特性の優れたポリウレタン弾性繊維を工業的に安定に提供する。【構成】 全ジカルボン酸成分に対して芳香族ジカルボン酸を10〜60モル%含有し下記(I)式を満足する分子量が1500〜4000の高分子ジオール、有機ジイソシアナートおよび鎖伸長剤を重合して得られるポリウレタンよりなるポリウレタン弾性繊維であって、弾性繊維を構成するポリウレタンが下記の(II)および(III)の関係式を満足することを特徴とするポリウレタン弾性繊維。 5.1≦全炭素数/エステル結合数≦10.0 .........(I) 45%≦長鎖ハードセグメント含有率≦70% .........(II) 長鎖ハードセグメント含有量の溶融加熱保持率≧85% .........(III)
請求項(抜粋):
高分子ジオール(A)、有機ジイソシアナート(B)および鎖伸長剤(C)を重合して得られるポリウレタンよりなるポリウレタン弾性繊維であって、該高分子ジオール成分(A)が下記(I)式を満足する分子量が1500〜4000のポリエステルジオールであり、かつその構成成分であるジカルボン酸が、芳香族ジカルボン酸を全ジカルボン酸成分に対して10〜60モル%含有し、さらに弾性繊維を構成するポリウレタンが下記の(II)および(III)の関係式を満足することを特徴とするポリウレタン弾性繊維。 5.1≦全炭素数/エステル結合数≦10.0 ............(I)(ここで全炭素数とは、高分子ジオールに含まれる炭素のうち、エステル結合に含まれる炭素を除いた残りの炭素の合計数である) 45%≦長鎖ハードセグメント含有率≦70% ............(II)(ここで長鎖ハードセグメント含有率とは、弾性繊維を構成するポリウレタンの(A)成分をアルカリ-メタノール溶液で分解除去後、取り出した(B)および(C)から構成される成分とそれらとウレタン結合で連結された(A)の末端ジオール成分からなる全ハードセグメント構成成分に対する、(B)と(C)の繰り返し単位数が3以上の長鎖ハードセグメントの割合を示す) 長鎖ハードセグメント含有量の溶融加熱保持率≧85% ............(III)(ここで、長鎖ハードセグメント含有量の溶融加熱保持率とは、弾性繊維を構成するポリウレタンを、230°Cで60分間溶融状態で混練りし、その前後の長鎖ハードセグメント含有量の変化を保持率で示したものである)
IPC (3件):
D01F 6/70 ,  D01F 6/94 ,  C08G 18/42 NDW

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