特許
J-GLOBAL ID:200903019705554747

スラスト動圧軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-172888
公開番号(公開出願番号):特開平11-002237
出願日: 1997年06月13日
公開日(公表日): 1999年01月06日
要約:
【要約】【課題】 簡易で低コストな構造で、接着剤による汚染を防止して清浄性を高めるとともに、良好な軸受特性を長期にわたって維持させることができ、かつ生産性の向上を図ることを可能とする。【解決手段】 スラスト板17とスラスト板保持部材22との間に介在した潤滑油流出防止手段25を、当該潤滑油流出防止手段25より半径方向外側に配置した機械的結合手段26の押圧固定力によって強圧着させるとともに、上記機械的結合手段26による押圧固定力を、スラスト板保持部材22の位置基準面22aに対して直接的に受ける配置とし、従来のような接着剤を用いることなく、比較的簡易な組立工程によって良好なシール性と強固な固定力を得つつ、スラスト板17の平面度を良好に確保してスラスト軸受部SBにおける隙間寸法を精度良く維持するように構成したもの。
請求項(抜粋):
軸側部材に設けられた動圧面と、スラスト板に設けられた動圧面とを軸方向に所定の隙間をもって対向配置することによりスラスト軸受部を形成するとともに、このスラスト軸受部から半径方向外側の領域に設けられた上記スラスト板の接合表面を、スラスト板保持部材側の接合表面に設けられた位置基準面に当接させることによって、上記スラスト板を軸方向の所定位置に規制して保持し、前記スラスト軸受部内に注入した潤滑油の動圧によって軸側部材とスラスト板とを相対的に回転自在に支承するスラスト動圧軸受装置において、上記スラスト板の接合表面とスラスト板保持部材の接合表面との間に、これら両接合表面の各々に対して環状に密着する弾性部材からなる潤滑油流出防止手段を介在させるとともに、上記潤滑油流出防止手段の半径方向外方側に、前記スラスト板に押圧力を付与して当該スラスト板をスラスト板保持部材側に対して機械的に固定する機械的結合手段を設け、前記スラスト板保持部材の位置基準面を、前記機械的結合手段からの押圧力がスラスト板に対して直接的に作用する位置の軸方向対向部位に配置したことを特徴とするスラスト動圧軸受装置。
IPC (3件):
F16C 17/08 ,  F16C 17/04 ,  F16C 33/74
FI (3件):
F16C 17/08 ,  F16C 17/04 A ,  F16C 33/74 Z
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • ディスク駆動装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-157354   出願人:松下電器産業株式会社
  • 流体軸受装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-136652   出願人:株式会社三協精機製作所
  • 特開平2-064109
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