特許
J-GLOBAL ID:200903019709227180
血栓症リスクのテスト
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
藤野 清也
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-503149
公開番号(公開出願番号):特表平11-504718
出願日: 1996年06月06日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】本発明は個体の血栓リスクを判定する方法を提供する。本方法は血栓リスクが考えられる個体の血漿中の蛋白質Cおよび蛋白質Sの活性を、個体から得られた血漿サンプルに、(i)血漿の凝固を誘発または活性化するのに十分な量の第1の試薬と、(ii)血漿中の内因性蛋白質Cを活性化する第2の試薬、および(iii)カルシウム塩、リン脂質または組織トロンボプラスチン、またはそれらの組み合わせ物を含む第3の試薬を加えることにより判定するものである。同じ患者からの第2の血漿サンプルに、凝固を誘発または活性化させる試薬と、蛋白質Cを活性化させない緩衝液または他の物質、ならびに上記のような第3の試薬を加える。第1および第2のサンプル両方において内因性フィブリノーゲンをフィブリンに転化させるのに必要な時間、速度または両者を測定する。この差または比が患者の血栓リスクの指標となる。本法を実施するように考案されたキットもまた本発明の主題事項である。本発明の方法およびキットの別の実施態様においては、合成基質を含む第1の試薬と、患者からの第1のサンプル中で蛋白質Cを活性化させる第2の試薬、ならびに第2のサンプル中では蛋白質Cを活性化させない第2の試薬を含む。これらの実施態様においては、合成基質の加水分解の速度を測定・比較する。
請求項(抜粋):
a.検体から得た血漿サンプルに、(i)血漿の凝固を誘発または活性化するのに十分な量の第1の試薬と、(ii)血漿中の内因性蛋白質Cを活性化する第2の試薬、および(iii)カルシウム塩、リン脂質または組織トロンボプラスチン、またはそれらの組み合わせ物を含む第3の試薬を添加し、 b.前記同じ検体から得た第2の血漿サンプルに、(i)凝固を誘発または活性化させる試薬と、(ii)蛋白質Cを活性化させない緩衝液またはその他の物質、および(iii)カルシウム塩、リン脂質または組織トロンボプラスチン、またはそれらの組み合わせ物を含む第3の試薬を加え、 c.ステップ(a)のサンプル中の内因性フィブリノーゲンをフィブリンに転化するのに必要な時間、速度、または両方を測定し、 d.ステップ(b)のサンプル中の内因性フィブリノーゲンをフィブリンに転化するのに必要な時間、速度、または両方を測定し、 e.ステップ(c)または(d)で得た時間、速度または両方の間の差または比を計算し、 f.正常対照血漿のサンプルに対してステップ(a)(b)(c)および(d)を行ない、そして g.ステップ(e)および(f)で得た時間、速度、または両方の差または比を求め、その差が前記患者の血栓リスクの指標であることを特徴とする検体の血栓リスクを判定する方法。
IPC (3件):
G01N 33/86
, C12Q 1/56
, G01N 33/50
FI (3件):
G01N 33/86
, C12Q 1/56
, G01N 33/50 T
引用特許:
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