特許
J-GLOBAL ID:200903019718469498

軽水原子炉用溶融炉心保持機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-227484
公開番号(公開出願番号):特開平6-201879
出願日: 1993年09月13日
公開日(公表日): 1994年07月22日
要約:
【要約】【目的】安全のために、高温状態の炉心の溶融物を長期間保持するためのるつぼを保障装置の内部に創造する。【構成】原子炉圧力容器2の下方に配設されたるつぼ40を用いることによる、軽水原子炉内での溶融炉心保持装置4は、桶状部41、その下方の複数の有底状の突起42及び金属製の蓋43から構成される。蓋43は、るつぼ40を水密的に閉塞するものであり、炉心溶融の衝撃による運動エネルギーを吸収する補強機構43bを備える。るつぼ40は金属製の壁40aよりなり、予め高温でアイソタクティックに圧縮された窒化硼素製のセラミック素材40bにて内張りされている。装置4は水の満たされた冷却プール32内に配設されている。そのプール32は保障装置の貯水部分の最低部に形成され、保障装置の土台の凹部として構成されうる。緊急時には、蒸発した水は保障装置の壁で結露し、保障装置の貯水部に再び流れてゆく。
請求項(抜粋):
原子炉圧力容器(2)の下方にるつぼ(40)を使用する保持装置(4)により、軽水原子炉内での溶融した炉心を保持するようにした軽水原子炉用溶融炉心保持機構において、前記るつぼ(40)は複数の有底状の突起(42)を下部に有する桶状部(41)として形成され、前記るつぼ(40)は金属製の蓋(43)により水密的に閉塞され、前記蓋(43)は、溶融した炉心の衝撃による運動エネルギーを吸収するための補強機構(43b)を備え、前記るつぼ(40)はセラミック壁(40b)で内張りされた金属製の壁(40a)からなり、さらに、前記装置(4)は、水が満たされた冷却プール(32)内に配置されていることを特徴とする軽水原子炉用溶融炉心保持機構。

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