特許
J-GLOBAL ID:200903019734428076

フィルム用途に好適なポリプロピレン樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-345581
公開番号(公開出願番号):特開2004-175976
出願日: 2002年11月28日
公開日(公表日): 2004年06月24日
要約:
【課題】担持型チタン系触媒を用いて得られるポリプロピレン樹脂であって、β晶核剤を配合しなくても、キャパシターフィルム用途に好適なポリプロピレン樹脂の製造方法を提供する。【解決手段】チタン触媒中のチタンとドナーモル比が、6≦(ドナー/チタン)≦20であり、多段重合の最終段においてチタン系水添触媒を共存させ、最終段において極限粘度[η]が2.8〜4.0dl/gのポリプロピレン樹脂を、10〜25重量%となる量で製造することを特徴とする、下記特性を全て満たすポリプロピレン樹脂の多段製造方法。i) GPC法で測定したMnが100000以下、Mw/Mnが5.4以上、およびMz/Mnが20以上。ii) 灰分含有量が50ppm以下。iii) Tダイから押出して得られるシートのβ晶分率が0.25以上。iv) Tダイから押出して得られるシートに存在する直径200μ以上のフィッシュアイ個数が30個/600cm2以下。【選択図】なし
請求項(抜粋):
チタン触媒中のチタンとドナーモル比が、6≦(ドナー/チタン)≦20であり、多段重合における最終段においてチタン系水添触媒を共存させ、最終段において極限粘度[η]が2.8〜4.0dl/gのポリプロピレン樹脂を、最終的に得られるポリプロピレン樹脂中10〜25重量%となる量で製造することを特徴とする、下記特性を全て満たすポリプロピレン樹脂の多段製造方法。 i) ゲルパーミエーションクロマトグラフ法で測定したMnが100000以下、Mw/Mnが5.4以上、およびMz/Mnが20以上。 ii) 灰分含有量が50ppm以下。 iii) 加熱溶融してTダイから押出し、60°C以上の温度に保持された冷却ロールで徐冷した場合に得られるシートのβ晶分率が0.25以上。 iv) 加熱溶融してTダイから押出し、60°C以上の温度に保持された冷却ロールで徐冷した場合に得られるシートに存在する直径200μ以上のフィッシュアイ個数が30個/600cm2以下。
IPC (2件):
C08F10/06 ,  C08F8/04
FI (2件):
C08F10/06 ,  C08F8/04
Fターム (22件):
4J100AA02Q ,  4J100AA03P ,  4J100AA04Q ,  4J100AA07Q ,  4J100AA15Q ,  4J100AA16Q ,  4J100AA19Q ,  4J100AA21Q ,  4J100CA01 ,  4J100CA04 ,  4J100DA01 ,  4J100DA04 ,  4J100DA09 ,  4J100DA41 ,  4J100FA09 ,  4J100FA41 ,  4J100HA04 ,  4J100HC89 ,  4J100HD22 ,  4J100HE41 ,  4J100JA58 ,  4J100JA59
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • ポリプロピレンハンドブック, 19980515, 第47頁-第55頁

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