特許
J-GLOBAL ID:200903019784513252
エンジンの空燃比フィードバック制御方法及び装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
田代 烝治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-077031
公開番号(公開出願番号):特開平9-264177
出願日: 1996年03月29日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】 O2 センサの劣化によるフィードバック制御の精度の悪化を防止し、より信頼性の高い空燃比フィードバック制御を行うエンジンの空燃比フィードバック制御方法を得ること。【解決手段】O2 センサの出力信号により検出される空燃比がフィードバック制御によりストイキオ制御される。その空燃比が理論空燃比を基準として、リッチ側からリーン側へ移行し再びリッチ側からリーン側へ移行するまでの1つの周期のリッチ側に位置する時間を計測しかつリーン側に位置する時間を計測する。そして、両者の時間を予め設定されている各基準時間との比較を行い、O2 センサのリッチ側とリーン側にてそれぞれ劣化が発生しているか否かを検出する。そして、劣化が発生している場合にはPI制御のI分を変更する。このPI制御により得られるフィードバック補正係数に基づいて空燃比をフィードバック制御する。したがって、O2 センサのリッチ側とリーン側それぞれの劣化度合に応じた補正を行うことができ、かつPI制御のI分のみを変更することによりP分を常に一定に保つことが可能となる。
請求項(抜粋):
エンジンの排気系に設けられたO2 センサの出力信号に基づき比例積分制御により演算されるフィードバック補正係数を用いて空燃比のフィードバック制御を行うエンジンの空燃比フィードバック制御方法において、エンジン動作状態が定常運転状態でかつ前記O2 センサが活性状態である場合、前記O2 センサの出力信号に基づいて検出される空燃比が理論空燃比を境としてリーン側からリッチ側へ移行する時点よりリッチ側からリーン側へ移行する時点までのリッチ領域時間を計測するとともに、リッチ側からリーン側へ移行する時点よりリーン側からリッチ側へ移行する時点までのリーン領域時間を計測し、前記計測したリッチ領域時間及びリーン領域時間とそれぞれ予め設定されている前記O2 センサの劣化判断の基準となる基準リッチ領域時間及び基準リーン領域時間との比較を行い、該比較によりリッチ側及びリーン側にて前記O2 センサの劣化がそれぞれ発生しているか否かを判断し、リッチ側で劣化が発生していると判断された場合には、リッチ側の比例積分制御の積分分を前記計測したリッチ領域時間に基づいて変更し、リーン側で劣化が発生していると判断された場合には、リーン側の比例積分制御の積分分を前記計測したリーン領域時間に基づいて変更し、該変更に基づいて得られたフィードバック補正係数により空燃比を制御することを特徴とするエンジンの空燃比フィードバック制御方法。
IPC (4件):
F02D 41/14 310
, F02D 41/14
, F02D 45/00 368
, F02D 45/00
FI (5件):
F02D 41/14 310 L
, F02D 41/14 310 F
, F02D 41/14 310 K
, F02D 45/00 368 G
, F02D 45/00 368 H
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