特許
J-GLOBAL ID:200903019794993058

超音波の音速測定法及び音速測定手段を備えた超音波診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井島 藤治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-261756
公開番号(公開出願番号):特開平5-095946
出願日: 1991年10月09日
公開日(公表日): 1993年04月20日
要約:
【要約】【目的】 組織の超音波伝播速度を外部から無侵襲に測定する超音波診断装置を実現することである。【構成】 送波振動子1は角度調節器13で出射角度θi を変えられながら超音波を送波し、受波振動子2は角度調節器14で角度θj を変えられながら超音波を受波する。この間の経過時間tijは時間計測回路17で計測されてtijメモリ18に格納される。音速メモリ19には仮想音速分布図が格納されており、この音速分布図に基づいて音線追跡演算回路20は音速メモリ19上で送受波振動子の送受波角度を変化させて音線経路を設定して、その所要時間tij′をtij′メモリ21に格納する。比較器22はtijとtij′の比較による誤差データをコントローラ23に入力し、コントローラ23は入力された誤差データを最小にするように音速メモリ19に格納されている仮想音速分布を修正し、最終的に得られた音速分布により音速を求める。
請求項(抜粋):
被測定部を任意の領域に分割してそれぞれの領域に仮想の音速値を定めた仮想音速分布を作って格納する段階と、少なくとも2個の異なる位置に配置した送信手段と受信手段との間でそれぞれ送受信角度を変えながら超音波の送受を行い、それぞれの角度における時間を測定する段階と、前記仮想音速分布に基づき、音線近似手法を用いて送信から受信に至る超音波の経路とその所要伝播時間を超音波入射角度と受波角度を変えながら演算する段階と、前記実測伝播時間と前記仮想音速分布に基づく仮想伝播時間とを同一送信角度同一受信角度の場合について比較し、その差の累積値である誤差関数を求める段階と、仮想音速分布を繰り返し変更して前記誤差関数の値を最小にする収束演算を行うことを特徴とする超音波の音速測定法。
IPC (3件):
A61B 8/00 ,  G01N 29/18 ,  G01N 29/22 501

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