特許
J-GLOBAL ID:200903019795444848

車両の後輪制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-145633
公開番号(公開出願番号):特開平5-338522
出願日: 1992年06月05日
公開日(公表日): 1993年12月21日
要約:
【要約】【目的】 後輪制動力の配分を好適に行え、且つ、後輪のアンチスキッドブレーキ制御の作動頻度を低減可能とする車両の後輪制動力制御装置を提供する。【構成】 車両の後輪制動力制御装置は、後輪ブレーキ管路7,9に介挿されたプロポーショニングバルブ(PCV)12L,12Rと、後輪ブレーキ管路7,9にPCV12L,12Rをバイパスして設けられたバイパス管路13と、このバイパス管路13に介挿された常閉の電磁開閉弁からなるバイパス弁14L,14Rと、制動が開始されたとき、バイパス弁14L,14Rを開弁し、マスタシリンダ圧が目標切換え圧PL,PR以上に達したとき、バイパス弁14L,14Rを閉弁させるBVコントローラ16と、車輪にロック傾向が発生したとき、その車輪のブレーキ圧を制御するアンチスキッド弁11及びABSコントローラ15とを備えてており、BVコントローラ16は、前輪に比べ後輪のロック傾向が大きく且つ前記ABSコントローラ15による後輪のABS制御が実質的に開始される前に、求めた車体減速度GXに基づき、前記目標切換え圧をPL,PR低下させる。
請求項(抜粋):
マスタシリンダと後輪ホィールシリンダとの間を接続する後輪ブレーキ管路に介挿され、マスタシリンダ圧が設定圧以上に達したとき、前輪ブレーキ圧に対し後輪ブレーキ圧を一定の比率で減圧する制御弁と、後輪ブレーキ管路に前記制御弁をバイパスして設けられたバイパス管路と、このバイパス管路に介挿された電磁開閉弁と、制動が開始されたとき前記電磁開閉弁を開弁し、マスタシリンダ圧が目標切換え圧以上に達したとき、前記電磁開閉弁を閉弁させる弁制御手段と、車輪にロック傾向が発生したとき、その車輪のブレーキ圧を制御するアンチスキッドブレーキ制御手段とを具備し、前記弁制御手段は、車体減速度を求める手段と、前輪に比べ後輪のロック傾向が大きく且つ前記アンチスキッドブレーキ制御手段による後輪ブレーキ圧の減圧制御が開始されるに先立ち、車体減速度に基づき、前記目標切換え圧を低下させる方向に変更する変更手段とを備えたことを特徴とする車両の後輪制動力制御装置。

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