特許
J-GLOBAL ID:200903019810602765
射出成形の制御方法および装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
牛久 健司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-356697
公開番号(公開出願番号):特開平5-177685
出願日: 1991年12月26日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】 樹脂の射出開始時における金型温度を一定に保持することにより,溶融樹脂の金型への充填状態を常に一定に保持し,成形品の重量,寸法の変動を抑制する。【構成】 加熱された溶融樹脂が充填される金型1のキャビティ2の周囲に冷却水管4が配設されている。このような射出成形用金型1における金型温度変化の応答系モデルが用いられる。成形サイクルにおける金型温度変化,冷却水温度,充填される溶融樹脂温度が測定され,これらの測定値を用いて上記応答系モデルのパラメータ(時定数)が決定される。成形サイクルが変更されたり,測定した金型温度が標準金型温度と差があるような場合に,上記応答系モデルを用いて,射出開始時の金型温度が常に一定に保持されるように冷却水温度の目標値が算出され,この目標冷却水温度を用いて冷却水の温度制御が行われる。
請求項(抜粋):
キャビティの周囲に金型冷却水管が配設され,かつ射出成形機から上記キャビティに至る経路内に溶融樹脂の温度を調節する温調部が設けられている射出成形用金型を用いて射出成形するときに上記金型の温度を制御する方法であり,成形サイクルにおける金型温度の特徴量を測定し,上記冷却水管の冷却水温度を測定し,上記温調部に保持されている溶融樹脂温度を測定し,これらの測定値を用いて金型温度変化の応答系モデルを同定し,射出開始時点における金型温度の変動要因があるかどうかを判定し,変動要因がある場合に,上記応答系モデルを用いて射出開始時点における金型温度を一定に保持するための冷却水温度の目標値を算出し,上記冷却水管における冷却水温度が上記算出した目標値になるように冷却水の温度または流量を制御する,射出成形の制御方法。
IPC (2件):
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