特許
J-GLOBAL ID:200903019880006183
エコーキャンセラ
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
岡本 宜喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-155389
公開番号(公開出願番号):特開平8-331020
出願日: 1995年05月29日
公開日(公表日): 1996年12月13日
要約:
【要約】【目的】 適応フィルタの収束速度及びエコー打ち消し量の低下を抑えつつ、演算量を削減する。【構成】 第1のフィルタバンク分析手段37は受信入力信号をN個のサブバンド信号に分割し、第2のフィルタバンク分析手段101は送信入力信号をN個のサブバンド信号に分割する。これらの出力を各サブバンド毎にサブバンドエコーキャンセラ110〜121に与え、複素学習同定法を用いて適応フィルタ係数の更新を行い、各サブバンドに含まれるエコー信号を除去する。第1〜第Nの短時間パワー算出手段111〜113は各サブバンド信号の短時間パワーを算出し、短時間パワー比較手段117を介して比較結果をフィルタ係数更新手段118に与える。フィルタバンク合成手段122は各エコーキャンセラの出力信号よりエコー成分が抑圧された音声信号を送信する。
請求項(抜粋):
マイクロホンとスピーカが設けられた第1の音響空間と、第1の音響空間と隔たった所に位置し、マイクロホンとスピーカとが設けられた第2の音響空間との間で、送信信号及び受信信号を用いて音声情報を授受するテレコンファレンスシステムに用いられるエコーキャンセラであって、第2の音響空間に位置するマイクロホンから出力される受信入力信号をN個のサブバンド信号に分割する第1のフィルタバンク分析手段と、第1の音響空間に位置するマイクロホンから入力される送信入力信号をN個のサブバンド信号に分割する第2のフィルタバンク分析手段と、前記第1のフィルタバンク分析手段における各サブバンドの出力信号を受信入力信号とし、前記第2のフィルタバンク分析手段における各サブバンドの出力信号を送信入力信号として与えられ、前記受信入力信号に対して畳み込み演算を行なって前記送信入力信号に対するエコーレプリカの信号を生成することにより、各サブバンドに含まれるエコー信号を除去する第1〜第Nのサブバンドエコーキャンセラと、前記第1のフィルタバンク分析手段により分割された各サブバンド信号の短時間パワー信号を算出する第1〜第Nの短時間パワー算出手段と、前記第1〜第Nの短時間パワー算出手段の出力信号に、あらかじめ定めた重み係数を夫々掛け合わせる第1〜第Nの重み係数乗算手段と、前記第1〜第Nの重み係数乗算手段の各出力信号の大小を比較する短時間パワー比較手段と、前記短時間パワー比較手段の比較結果に基づいて、前記各サブバンドエコーキャンセラにおける畳み込み演算の適応フィルタ係数を更新するか否かを制御するフィルタ係数更新制御手段と、前記第1〜第Nのサブバンドエコーキャンセラの出力信号を合成し、この合成信号を送信出力信号として前記第2の音響空間のスピーカに送出するフィルタバンク合成手段と、を具備することを特徴とするエコーキャンセラ。
IPC (2件):
FI (2件):
引用特許:
審査官引用 (5件)
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特開昭62-132442
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特開平3-143035
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特開昭61-121625
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特表平6-508482
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特表平7-504075
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